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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:400件


都道府県

総数:400件

伝統工芸品福島県

福島県
工芸品の分類 陶磁器
工芸品名 会津本郷焼

主要製造地域:福島県




《特徴》
福島県会津美里町周辺を産地とする陶磁器で、東北最古の焼き物として約400年の歴史があります。

磁器と陶器の両方を製作していることで有名です。
ニシン鉢(ニシンの山椒漬を盛る陶器)のような食卓用品から、花器や茶器・酒器・小物まで様々な種類があります。

使いやすさや自然でのびやかな造形美と、素朴な色彩感覚の陶磁器として知られています。

[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 会津本郷焼事業協同組合 様

素材 磁器の場合「大久保土」「砂利土」「胃土」など、陶器は「的場粘土」「大久保土」など。
製法・工法 【1】 成形
ろくろ成形、手ひねり成形などの種類があります。

【2-a】 模様つけを行う場合
櫛目、はけ目、イッチン盛り、化粧掛けや彫りなどさまざまな技法があります。

【2-b】 下絵付けを行う場合
線描きの他、つけたてや浸しつけなどを行います。

【3】 釉掛け
磁器の場合 「銅釉」「青磁釉」「海鼠釉」など、陶器の場合 「あめ釉」「白流し釉」「青流し釉」等の種類があります。

【4】 上絵付けをする場合
線描きやつけたてなど行います。
歴史 会津領主の蒲生氏郷が、城の屋根を改修するにあたって播磨国(兵庫県)から瓦工を招き、城の黒瓦を製造させたのが会津本郷焼の作られ始めた由来だと伝えられています。

幕末の戊辰戦争、大正の大火事などで打撃を受けましたが復興し、明治時代の最盛期には100軒ほどの窯元がありました。

現在も十数件の窯元が、伝統の技を受け継ぎながら、新商品の製作に力を注いでいます。

◆展示場所
会津本郷陶磁器会館
 平成24年4月に会津美里町インフォメーションセンター隣に会津本郷陶磁器会館として再オープンした施設です。
 TEL : 0242-56-3007 / FAX : 0242-93-6035
 開館時間 : 9:00~17:00 
 休館日 : 年中無休  



◆イベント開催
本郷せと市
 会津の夏の風物詩「本郷せと市」。通りいっぱいに露天が並びます。
 爽やかな夏の朝、まだ暗いうちから人々が繰り出し、掘り出し物を探します。

 開催場所 : 本郷地域瀬戸町通り
 開催日時 : 8月の第1日曜日