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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:400件


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総数:400件

伝統工芸品福岡県

福岡県
工芸品の分類 漆器
工芸品名 籃胎漆器

主要製造地域:福岡県




《特徴》
藍胎(らんたい)漆器は70もの作業工程を踏み、その全てが手作業です。
現代のニーズに合わせて新しいらんたい漆器をつくるときは、その工程がさらに増え、減ることはありません。

家族総出の共同作業でやっている手づくりの伝統工芸品らんたい漆器です。
酸やアルカリに強く、使えば使うほど美しい渋みがでる漆器なので、時間が経つごとに様々な表情を楽しむことができるのです。

[ 福岡県知事指定特産工芸品 ]
提供 : 末吉籃胎漆器製作所 様

素材 竹・天然漆
製法・工法 【1】 竹きり
【2】 節切断
【3】 墨付け
【4】 小割り
【5】 竹そぎ
【6】 幅きめ
【7】 表面仕上げ
【8】 竹編組
【9】 成形
【10】 すりこみ
【11】 こくそさび
【12】 さび入れ
【13】 ペーパー研磨
【14】 下塗り
【15】 2度さび
【16】 研磨
【17】 中塗り
【18】 研磨
【19】 中塗り
【20】 研磨
【21】 上塗り
【22】 研磨
【23】 研出し
【24】 仕上げ塗り

主な工程でこの他に乾燥、締め付け、水洗い等があります。
歴史 明和2年頃(1765)京都で名高い塗物師、勝月半兵衛を久留米藩に招き久留米藩漆塗りが出来たのがきっかけとなり、明治20年頃(1887)山本村(現在の久留米市山本町)に住む茶人、豊福勝次・同じく竹細工師、近藤幸七・塗師、川崎峰次郎ら3人が力を合せて造り出したとされています。

また、久留米籃胎(らんたい)漆器と呼ばれるようになったのは、明治28年(1895)京都で開催された、国内勧業博覧会からです。
関連URL http://sueyoshirantai.nomaki.jp/

◆展示場所
末吉籃胎漆器製作所
 〒830-0046 福岡県久留米市原古賀町29-13 (金丸小学校前)
 TEL : 0942-32-2669 / FAX : 0942-32-2679