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主要製造地域:千葉県 |
《特徴》
良質の竹の産地であった江戸時代を経て、明治17年(1885年)に、岩城惣五郎が東京から職工を雇い、生産を始め、安房郡の一大物産としたとされています。
竹の丸みそのままを活かした「丸柄」と、48~64等分に割いた骨を糸で編んで作られる半円で格子模様の美しい「窓」が特徴です。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 房州うちわ振興協議会 様
(館山市経済観光部商工観光課 様
南房総市商工観光部商工観光課 様)
良質の竹の産地であった江戸時代を経て、明治17年(1885年)に、岩城惣五郎が東京から職工を雇い、生産を始め、安房郡の一大物産としたとされています。
竹の丸みそのままを活かした「丸柄」と、48~64等分に割いた骨を糸で編んで作られる半円で格子模様の美しい「窓」が特徴です。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 房州うちわ振興協議会 様
(館山市経済観光部商工観光課 様
南房総市商工観光部商工観光課 様)
素材 | メダケ・マダケ・木綿糸・絹糸・和紙・絹織物・綿織物・顔料・染料・柳・胡粉・膠・漆 |
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製法・工法 | 房州うちわづくりは、竹の選別から始まり、割竹(さきだけ)、弓削(すげ)、貼りなど、21の工程で仕上げていきます。
竹選別→皮むき→磨き→水つけ→割竹→もみ→穴あけ→編竹→柄詰→弓削→下窓→窓作り→目拾い→穂刈り→焼き→貼り→断裁→へり付→下塗り→上塗り→仕上げ 原料の竹は良質の女竹(めだけ)が使われます。虫が付かず肉が締まっている10月から1月の寒い時期に南房総一円から伐採されます。うちわには、一定の太さの部分が必要なため、1本の長い竹から取れるのは2、3本分ほどです。 竹の皮をむき、水洗いして磨き上げます。次に、竹を割り、柄の部分に穴をあけ、糸で骨を編んでいきます。柄を一定の寸法に切ったら、空洞に柳の枝を詰め込みます。さらに、柄にあけた穴に弓を差し込み、編み終えた糸の両端を弓に結びます。円弧状にしなった弓とともに「窓」ができ、扇形にひらいた骨組みが完成します。 ねじれをとるために目拾い、穂刈りをし、骨の曲がりを直すためにコンロで焼きます。整った骨に、紙や布を両面から貼り、はみ出した骨を裁ち落としていきます。そして、ふちとりの紙で周囲を整え、胡粉を柄尻に盛り、丸みを持たせます。最後に、ローラーできっちりとおさえて仕上げます。 これらの工程を一人で行うと、一日に4、5枚のうちわを作ることが精一杯と言われます。各工程ごとに分業して、房州うちわは一枚一枚丹念に作られています。 |
歴史 | 関東でうちわ作りが始まったのは、江戸時代(天明年間・1781~1788年)。当時、房州は、材料の竹を送り出す産地でした。「地方資料小鑑」(明治44年千葉県発行)によれば、房州でのうちわ生産は、明治10年に那古町(現在の館山市那古)に始まり、付近の町村に普及したとされます。「房総町村と人物」(大正7年千葉県発行)では、明治17年に、岩城惣五郎(那古町)が東京から職工を雇い、生産を始め、安房郡の一大物産としたとされています。
大正12年の関東大震災で、日本橋堀江町河岸のうちわ問屋の大半が大火に見舞われました。震災後、竹の産地に近く、東京への船便があった那古港にも近接した船形町(現在の館山市船形)に問屋が移住し、生産を始めました。そのことがきっかけとなり、房州でのうちわ生産が拡大していきました。そして、日本三大うちわと言われる「房州うちわ」の産地となっていきます。 那古、船形、富浦(現在の南房総市富浦町)は古くからの漁師町で、働きざかりの男たちが漁に出たあと、留守番のおかみさんたちの手内職として、うちわづくりは歓迎されました。母から娘にその技術が受け継がれ、大正末期から昭和の初めにかけては、年間7~800万本もの「房州うちわ」が生産されるようになりました。内職として携わる人は、1,000人ほどいたそうです。 だんだんと使われることも減り、現在では、年間2~30万本の生産になりました。こうした中、平成15年には、千葉県では唯一の経済産業大臣指定伝統的工芸品として認定され、「房州うちわ」は新しい魅力に置きかえられようとしています。 |
関連URL | http://www.bosyu-uchiwa.com/index.html |
◆イベント開催
うちわ作り体験
南房総に受け継がれる匠の技、文化を伝えます。
◆内容
製作工程後半の「貼り」「断裁」「へり付」
◆時間
約2時間
◆料金
1人 1,500円から
※人数や体験内容により異なりますので、下記までお問い合わせください。
お問合せ先
館山市経済観光部商工観光課
〒294-0036 千葉県館山市館山1564-1 渚の駅たてやま内
TEL : 0470-22-3362 / FAX : 0470-22-2546
http://www.city.tateyama.chiba.jp/shoukan/index.html
南房総市商工観光部商工観光課
千葉県南房総市富浦町青木28番地
TEL : 0470-33-1092
http://www.city.minamiboso.chiba.jp/