総数:399件
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主要製造地域:新潟県 |
《特徴》
村上堆朱は始まって以来、その製作工程の技法も今日なお保持されており、歴史的価値の極めて高いものがあります。
芸術的に異色ある工芸品として注目され、昭和30年2月に「新潟県文化財」に指定され、同年3月には国の記録化の対象に選択されました。
また昭和51年2月には、通産大臣より村上木彫堆朱として、国の「伝統的工芸品」の指定を受けました。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 村上堆朱事業協同組合 様
村上堆朱は始まって以来、その製作工程の技法も今日なお保持されており、歴史的価値の極めて高いものがあります。
芸術的に異色ある工芸品として注目され、昭和30年2月に「新潟県文化財」に指定され、同年3月には国の記録化の対象に選択されました。
また昭和51年2月には、通産大臣より村上木彫堆朱として、国の「伝統的工芸品」の指定を受けました。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 村上堆朱事業協同組合 様
素材 | ホオ・トチ・カツラ・天然漆 |
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製法・工法 | 村上堆朱の製作工程は三つに分けられます。
まず、朴や栃などの天然木で、花びんやお盆、すずり箱、茶ダンスなどの木地をつくります。 次に、熟練した彫り師が、独特の彫刻方法で、花や鳥、川、海、岩などを精密なタッチで彫ります。 彫刻を施したものに、塗り師が、上質の漆を何回も何回も塗り重ねてゆきます。 この、木地に彫刻を施し漆を塗る技法が村上独自のものなのです。 厚く塗りすぎると彫り目を埋めてしまうし、逆に薄すぎると仕上げ研ぎの際に、木地の角や模様の角が露出する恐れがあります。 そこで、彫刻部分は指頭(指の腹)やタンポで叩きながら塗り、刷毛で調整します。 厚からず薄からずに、指先に細心の注意を払いながら、辛抱強く塗りつづけてゆくのです。 |
歴史 | 村上は古い城下町です。
村上地方の漆枝は今から600年前、京都から寺院建築に来た漆工が始めたと伝えられています。 その後、慶長(約380年前)以来、歴代藩主は、これを奨励し、寛文年間(約320年前)には漆奉行が設置され、漆樹栽培が一段と活発になりました。 亨保年間(約260年前)には現在の木彫堆朱・堆黒が生産され、文政の頃には江戸詰の村上藩士、頓宮次郎兵衛は堆朱彫の名工、東谷について彫刻を学び、次いで沢村吉四郎にも学び、堆朱彫は藩内に広められて漆塗の技と共に次第に進歩発達して、名工有磯周斎が輩出しております。 周斎は本堆朱の他に存星(中国の漆芸の一技法で、わが国では四国高松市で作られている)も研究し、或は中国風の図案に写生を加味して品位の向上を図り、或は鎌倉彫の彫法を取捨して改良するなど技術の進歩をなして、今日の村上木彫堆朱の基礎を築きました。 その後、村上堆朱業界に幾多の変遷はありましたが落ちついた高雅な持味は変わることなく愛好者を満足させ乍ら、時代の感覚にマッチした製品の製作に日夜励んでおります。 日本漆工協会編 「漆器産地の沿革と現況」 沢口悟一 著 「日本漆工の研究」より |
関連URL | http://www.chuokai-niigata.or.jp/tuishu/ |