総数:401件
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主要製造地域:愛媛県 |
《特徴》
製品は書道用紙・障子紙・表装用紙等ですが、特に書道用紙は質量共に日本一と云われていることは誠に光栄と考えています。
昭和52年10月、「大洲和紙」はその品質と技術を認められ「通産大臣指定伝統的工芸品」となりましたが、いよいよ古来の伝統を守り手づくり品の良さと日本人のあたたかさをもつ、より良き「大洲和紙」の生産の為一同日夜精進を重ねております。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 大洲手抄和紙協同組合(天神産紙工場) 様
製品は書道用紙・障子紙・表装用紙等ですが、特に書道用紙は質量共に日本一と云われていることは誠に光栄と考えています。
昭和52年10月、「大洲和紙」はその品質と技術を認められ「通産大臣指定伝統的工芸品」となりましたが、いよいよ古来の伝統を守り手づくり品の良さと日本人のあたたかさをもつ、より良き「大洲和紙」の生産の為一同日夜精進を重ねております。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 大洲手抄和紙協同組合(天神産紙工場) 様
素材 | コウゾ、トロロアオイ |
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製法・工法 | 和紙が出来上がるまでの工程には、工場内での職人さん達すべての人が携ってます。一枚の出来上がった和紙は、職人さん皆さんの合作なのです。
【ゴミ(チリ)取りの作業】 和紙にゴミが出ないように、手でひとつひとつ取ります。その前に足で踏んで水分を少なくしておきます。 【漉き場】 紙は寒に良いものが出来るといいますが、暖かいと糊の役をする「トロロアオイ」の原料がさらさらで水みたいな状態です。これに粘り気がないと良い紙にならないのです。 寒がいいのですが、寒いので足元の穴に火鉢等いれて暖をとります。 漉き上げた和紙を、スダレから外して積み上げて行きますが、5cmくらい重なってる端は刃物で切ったように正確です。 【乾燥場】 三角の大きなドラムに和紙を貼り付けて、順次廻しながら乾燥し、それをはいで重ねていきます。 |
歴史 | 伊予の紙は延喜式に出ており、正倉院文書にあるほど歴史が古く、島根県高津神社に伝わる国東治兵衛の著書『紙漉重宝記』によれば「万葉の歌人柿本人麿呂岩見の国の守護として紙漉の技を起こしその術たちまちにして伊予の大洲に伝われり」と記されております。
その後幾多の盛衰を重ねながら徳川時代に入り、大洲藩主加藤泰興が寛永年間五十崎郷在住の土佐の浪人岡崎治郎左衛門(上村に墓あり)を召抱え御用紙を漉かせ、また越前から元禄年間6部の宗昌禅定門俗名善之進(香林寺に墓あり)が来村し、大洲藩紙漉の師としてその技術を指導せしめて、藩内産業として繁栄を極めました。以来大洲藩にては紙を藩の財源とする為宝暦10年に紙役所を内子に、楮役所を五十崎に設置しこれを統制。難波の地に移出し大いに藩経済に寄与せしめたのであります。 その間寛永3年には、床屋や豪商が利益をむさぼり百姓一揆が起きているのは、大洲藩の有名な歴史のひとつであります。また佐藤信渕の経済要録巻10によれば、大洲和紙は大阪に出荷し品質日本一として大いに声価を高めており、我々の祖先の苦労と技術をしのぶことが出来ます。 明治中期より楮原料の地半紙より三椏(みつまた)中心の改良半紙の方が盛んとなり、明治42年より大正5年にかけ小田川に沿って幾多の工場が続出し、明治末期には業者430名を数えましたが、機械文明の発達と共に、ついに終戦時には74名となり、現在町内業者は僅か2名となっております。 |
◆展示場所
大洲和紙会館(天神産紙工場)
〒795-0303 愛媛県喜多郡内子町平岡甲928
TEL : 0893-44-2002
営業時間 : 8:30~17:00
休業日 : 土・日曜、祝日休 、盆(8/12~8/17)、年末年始(12/26~1/5)
入場料金 : 無料
◆イベント開催
大洲和紙会館(天神産紙工場)
紙漉き体験ができます。 (平日のみ)