総数:401件
総数:401件
- 北海道 (3)
- 青森県 (10)
- 岩手県 (6)
- 宮城県 (7)
- 秋田県 (9)
- 山形県 (11)
- 福島県 (13)
- 茨城県 (6)
- 栃木県 (8)
- 群馬県 (6)
- 埼玉県 (11)
- 千葉県 (6)
- 東京都 (14)
- 神奈川県 (5)
- 新潟県 (10)
- 富山県 (10)
- 石川県 (12)
- 福井県 (12)
- 山梨県 (7)
- 長野県 (7)
- 岐阜県 (10)
- 静岡県 (9)
- 愛知県 (14)
- 三重県 (14)
- 滋賀県 (9)
- 京都府 (17)
- 大阪府 (10)
- 兵庫県 (11)
- 奈良県 (8)
- 和歌山県 (6)
- 鳥取県 (6)
- 島根県 (11)
- 岡山県 (6)
- 広島県 (8)
- 山口県 (5)
- 徳島県 (4)
- 香川県 (7)
- 愛媛県 (9)
- 高知県 (5)
- 福岡県 (12)
- 佐賀県 (7)
- 長崎県 (6)
- 熊本県 (9)
- 大分県 (2)
- 宮崎県 (8)
- 鹿児島県 (7)
- 沖縄県 (8)
主要製造地域:富山県 |
《特徴》
挽物木地の素材としては、主にケヤキとトチが使われます。
ケヤキは、固くて重量感があり、杢目もおもしろいです。また、トチは変形しにくく、漆との相性がいいため、漆製品の木地としても古くから使われてきました。
天然の木の魅力は、みなそれぞれ持ち味が違うことです。神代欅など様々な素材が使われるようになりました。
庄川挽物木地は、横木で加工します。つまり、道管が器に平行に走るため、年輪が様々な形で表れます。製品を手にとって見てもらえれば、その表情はそれぞれ同じ木とは思えないほど変化に富み異なります。
一般的には、製品は手に入れた時、新しい時が最高です。あとは、輝きがなくなり、古くなるだけです。しかし、木の素材を使った庄川の挽物木地は、使いこむほどに、味わいが増します。環境によって光沢や色調の変化もちがってきます。古いほど、愛着もわいてきます。世界でただひとつの使っている人だけの器です。
庄川挽物製品としては、磨きをかけた白木地製品と、拭き漆の塗装をほどこしたものがあります。それぞれに魅力がありますが、どちらも杢目を生かし、木のあたたかみを大切にしています。
白木地製品は、空気にふれているだけで、時とともに色が変化します。また、漆を拭いた製品は、独特の深い色調が杢目をいきいきとよみがえらせています。
磨きをかけない白木地は、全国の漆器産地へ送られますが、最近は、愛好家が自分で彫刻や塗装を楽しんで、オリジナルの器づくりをするケースも多いです。手作り、天然素材、本物が求められている時代です。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 庄川木工協同組合 様
挽物木地の素材としては、主にケヤキとトチが使われます。
ケヤキは、固くて重量感があり、杢目もおもしろいです。また、トチは変形しにくく、漆との相性がいいため、漆製品の木地としても古くから使われてきました。
天然の木の魅力は、みなそれぞれ持ち味が違うことです。神代欅など様々な素材が使われるようになりました。
庄川挽物木地は、横木で加工します。つまり、道管が器に平行に走るため、年輪が様々な形で表れます。製品を手にとって見てもらえれば、その表情はそれぞれ同じ木とは思えないほど変化に富み異なります。
一般的には、製品は手に入れた時、新しい時が最高です。あとは、輝きがなくなり、古くなるだけです。しかし、木の素材を使った庄川の挽物木地は、使いこむほどに、味わいが増します。環境によって光沢や色調の変化もちがってきます。古いほど、愛着もわいてきます。世界でただひとつの使っている人だけの器です。
庄川挽物製品としては、磨きをかけた白木地製品と、拭き漆の塗装をほどこしたものがあります。それぞれに魅力がありますが、どちらも杢目を生かし、木のあたたかみを大切にしています。
白木地製品は、空気にふれているだけで、時とともに色が変化します。また、漆を拭いた製品は、独特の深い色調が杢目をいきいきとよみがえらせています。
磨きをかけない白木地は、全国の漆器産地へ送られますが、最近は、愛好家が自分で彫刻や塗装を楽しんで、オリジナルの器づくりをするケースも多いです。手作り、天然素材、本物が求められている時代です。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 庄川木工協同組合 様
素材 | ケヤキ・トチ |
---|---|
製法・工法 | 【1】 原木選定
原木の状態を外面から判断して、製品の種類、寸法にあったものを選定します。 【2】 板びき 原木を使用寸法の厚さに板びきします。製材所に委託することが多いです。 【3】 板づみ 製材した板材を6ケ月から1年板づみにして自然乾燥させます。 【4】 木取り 描かれた円よりやや大きめに外側を丸のこ機で引落します。 【5】 荒挽き 木取りしたものを大まかな形に荒挽きします。 【6】 乾燥 荒挽きにした材料を乾燥室に入れ水分8%までに火力乾燥させます。 【7】 仕上げ 十分乾燥戻(もどし)しした材料を外仕上げ、中仕上げの順に木地製品にします。 【8】 拭漆塗 仕上がった白木地に生漆を数回塗り重ね目のきれいな商品にします。 【9】 火造り 鉋造りともいいます。鉋(かんな)は木地師の付帯技術であり、自分の使いやすいように火造にて作ります。 原木を仕入れて乾燥させ、白木地に仕上げるまでに約1年。ものによってはそれ以上の歳月を要します。木という素材の持ち味を、十分に生かすためです。このように手間ひまかけて作られます。庄川挽物木地は、未だに昔ながらのやり方で人の手によって作られています。 横ロクロを使い、横木板を材料にして、挽き物をするのが特徴です。横ロクロは、木地を挽く職人の右方向にロクロを取り付け、回転軸と平行して座って挽く方法です。横ロクロを挽く職人は、ロクロを据え付けた同じ高さの床にじかにあぐらをかき、ひざで鉋枕(かんなまくら)の足をおさえ切削刃物を両手に鉋枕を支店に操作して作業をします。ロクロの回転数は、毎秒600~3,000回です。他産地の2倍~3倍の速度で削ります。 挽き方は、右手に鉋の柄尻を握り、手ぶれしないように、手のひらを上に向け、右肘を右脇にしっかり固定します。左手は、鉋を行下、前後、左右自由自在に動かしやすいように軽く握ります。鉋と挽く物との角度はほぼ20度で挽きますが、曲面に合わせて、指の位置、手首、肘の方向を変えながら、状態を左右に屈伸させて挽きあげます。 |
歴史 | 一人前のロクロを挽くまでに、10年はかかる。かつては、小学校の義務教育を終えると、すぐに修行に入りました。年配の職人によれば、たたかれたり、こづかれたりは日常茶飯事でした、となつかしそうに語られます。鬼のような師がいて、伝統が守られてきまし。
戦後まもない頃、電気の統制時代がありました。それでもロクロを回さねばなりません。そこで、木地師たちは発動機を自前で用意し、水車などの動力を利用しましした。また、今のように車も発達していませんでした。重い原木を荷車で運びました。冬はソリで運びました。 伝統の技を伝えてきたのは、本当に木の魅力にとりつかれた人びとです。江戸末期から代々の技を受け継いできた木地師の系譜が、いまもその中心になっています。いくつもの時代の山や谷を超えて、現在の庄川挽物木地があります。 |
◆展示場所
庄川特産館
〒932-0305 富山県砺波市庄川町金屋1550
TEL : 0763-82-5696 / FAX : 0763-82-5696
営業時間 : 9:00~18:00
定休日 : 年末年始
料金 : 入館料無料