総数:401件
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主要製造地域:島根県 |
《特徴》
雲州そろばんは、堅木(黒檀・紫檀・ツゲなど)を長い年月の間、自然乾燥させて物を材料にし、仕事の大半を手作業で作られています。
一丁一丁に職人の銘(名前)を刻み自身の持てる製品を作っており、その輝きは工芸品的要素を含んでいるのです。
『質の雲州 4つの特徴』
1. 材料の吟味 枠材・珠材・軸材・・・・十分な乾燥・選別
2. 珠削りの改善及び工夫
手回しロクロの発明改良により正確でそろった珠が出来るようになった。
3. 入念な組立・仕上げをしているため、そろばん塾などより評価されている。
4. ワンタッチそろばん・滑り止め付きそろばんの開発など、常に新しい工夫をしている。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 雲州算盤協同組合 様
雲州そろばんは、堅木(黒檀・紫檀・ツゲなど)を長い年月の間、自然乾燥させて物を材料にし、仕事の大半を手作業で作られています。
一丁一丁に職人の銘(名前)を刻み自身の持てる製品を作っており、その輝きは工芸品的要素を含んでいるのです。
『質の雲州 4つの特徴』
1. 材料の吟味 枠材・珠材・軸材・・・・十分な乾燥・選別
2. 珠削りの改善及び工夫
手回しロクロの発明改良により正確でそろった珠が出来るようになった。
3. 入念な組立・仕上げをしているため、そろばん塾などより評価されている。
4. ワンタッチそろばん・滑り止め付きそろばんの開発など、常に新しい工夫をしている。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 雲州算盤協同組合 様
素材 | 珠/カバ・イス・ツゲ 枠/縞黒檀・強化木 芯/すす竹 |
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製法・工法 | 雲州算盤の工程は非常に多く、その工程の殆どが手作業に頼るものばかりです。
工程数は187にものぼり一つ一つの材料ごとに工程があります。 【1】 玉 原木を乾燥させ、粗く削って再度乾燥させます。 口取りをして、中穴ざらいをします(玉に穴をあけること)。 その後、仕上げ削りをして面取りをし、玉を染めて艶出しをします。 ここまで作ってから、最終的に仕上げの穴ざらいをします。 【2】 軸 荒竹を選別し、輪切りにして削り、荒しんこきをします。 ここでもう一度選別され、表皮をはぎ、仕上げのしんこきをします。 磨かれた軸を一定の長さに切って面取りをし、中桟ざしをします。 【3】 枠 原木を乾燥させ、木取りをして選別します。 小割りにして再度乾燥させ、くるい直しをします。 この後、枠は各パーツに別れて加工されていきます。 【4】 中桟 五玉と一玉を区切る枠になります。 軸を通すための穴を開け、両面が削られます。 上下セル貼りという工程を経て、長さを測ってきられます。 その後、上下の面を仕上げ、最後に仕上げの穴ざらいをします。 【5】 上下枠 軸を受ける穴を開けます。 長さを測って切ったあと、組み立てるためのホゾ穴を作り、裏版を溝くりしてから三角削りを施します。 その後鳩目入れをし、内側を仕上げたあとに、仕上げの穴ざらいをします。 【6】 左右枠 長さを測って切ったあと、組み立てるためのホゾを作ります。 角に丸みをつけ、溝くりをしたあとに内側を仕上げていきます。 【7】 裏板 磨いた後に長さを測って切り、くり板を作った後に面取りをします。 【8】 完成まで これでそろばんに使うパーツが揃ったので、いよいよ組んでいきます。 軸を枠に仮組みし、玉差しをしていきます。下枠を取り付けたら裏板をいれ、枠締めします。 鳩目止め、裏棒止めをしたあとにトメ付きをし、中磨きします。 その後、定位点を打ち込み、仕上げ磨きがされ、最終仕上げをして検査をし、検査が通ると完成品になります。 |
歴史 | 雲州そろばんが作られ始めたのは、1832年(天保年間)に島根県仁多町の大工 村上吉五郎(写真)が広島(芸州)のそろばんを参考に、地元で産する樫(かし)・梅・煤竹(すすたけ)を用いて大工道具で作り上げたのがきっかけとなりました。
雲州地方では、日本刀の材料として使われる玉鋼(たまはがね)が産出され、珠に使う硬い木を削ることができる良質の刃物が生産されていたことが、そろばん作りが根付いた要因だったようです。 さらに製造法が公開されると生産量は増加し、地場産業の基礎となりました。 戦後、製造工程は機械化され大量生産されるようになりましたが、1985年、手作り製法を保持するため、通商産業大臣(現:経済産業省)指定の伝統工芸品となりました。 |
関連URL | http://fish.miracle.ne.jp/us88/index.html |
◆展示場所
◎雲州そろばん伝統産業会館
〒699-1832島根県仁多郡横田町大字横田992-2
TEL : 0854-52-0369 / FAX : 0854-52-0460
開館時間 : 10:00~16:30
休館日 : 毎週月、金曜日(但し、当日が国民の休日の場合は、その翌日)、年末年始12/28から1/4
入館料 : 一般 360円(260円)、高校大学 210円(150円)、小中学生150円(100円)
※()内の数字は20名以上の場合
◎島根県物産観光館
〒690-0887 島根県松江市殿町191島根ふるさと館内
TEL : 0852-22-5758 / FAX : 0852-25-6785