総数:399件
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主要製造地域:三重県 |
《特徴》
市木木綿の特徴は、柔らかい糸と年代物の力織機によって織り上げられる点にあります。着物やもんぺ、布団生地など熊野の人々の暮らしの布として愛されてきました。使い古したものは、風呂敷やお手玉、わらぞうりの鼻緒として大切に再利用されていたようです。最近では座布団やコースターなど、現代の人々の生活に寄り添った商品が作られています。
[三重県指定伝統工芸品]
提供:市木木綿織元 向井ふとん店 様
市木木綿の特徴は、柔らかい糸と年代物の力織機によって織り上げられる点にあります。着物やもんぺ、布団生地など熊野の人々の暮らしの布として愛されてきました。使い古したものは、風呂敷やお手玉、わらぞうりの鼻緒として大切に再利用されていたようです。最近では座布団やコースターなど、現代の人々の生活に寄り添った商品が作られています。
[三重県指定伝統工芸品]
提供:市木木綿織元 向井ふとん店 様
素材 | 木綿糸 |
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製法・工法 | 手で引っ張ると切れてしまうくらいの柔らかい国内最高級の単糸(たんし:撚りをかけていない糸)を、100年前から使っている古い力織機で織り上げます。この力織機により、柔らかい糸に無理な力をかけずに、通気性がよく手織りに近い素朴な風合いの布に仕上げることができます。柔らかい糸なので、切れやすくのり付けをしなくては織れませんが、使い込んでいくうちに、のりがぬけて独特のやわらかさが現れます。 |
歴史 | 市木木綿は世界遺産熊野古道、伊勢路、浜街道沿いの市木村(現、三重県御浜町下市木)で明治時代に始まりました。使い込むほどに肌になじむ風合いが好評をよび、最盛期には45軒もの市木木綿に携わる織元や染屋などがありました。しかし、昭和の時代に入り、大量生産の繊維の波におされ徐々に減っていきました。
今では織元は1軒だけとなりましたが、市木の先人たちによって代々守られてきた技術と想いを受け継ぎながら大切に織られています。 |
関連URL | https://kaiminmukai.com/ |
◆展示場所
お問い合わせ先
市木木綿織元 向井ふとん店
〒519-4323
三重県熊野市木本町684
TEL:0597-85-2432
FAX:0597-89-3571