総数:401件
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主要製造地域:山梨県 |
《特徴》
市川大門手漉和紙は千年の歴史を持ち、今なおその技が引き継がれている市川大門地区の伝統的な和紙です。原料に楮(こうぞ)・三椏(みつまた)という植物を使用し、一枚一枚手作業で作られます。この二つの原料には以下のような特徴があります。
◎楮(こうぞ)
桑科の植物で、生長すると2~3メートル程の高さになり、12月頃に収穫されます。落葉低木で、株を残して切ると次の年には新しい枝が生えてきます。強く、比較的長い繊維を持つので、丈夫な紙ができます。
◎三椏(みつまた)
沈丁花科の植物で、生長すると1~2メートル程の高さになり、12月頃に収穫されます。落葉低木で、名前の通り枝が3つに分かれながら伸びていきます。印刷性に優れているため、日本の紙幣の原料として使われています。
現在は、山梨県の特産物などを利用した商品開発・地元企業とのコラボ・雑貨やアクセサリーなどの作成がされています。
[山梨県郷土伝統工芸品]
提供:市川手漉き和紙 夢工房 様
市川大門手漉和紙は千年の歴史を持ち、今なおその技が引き継がれている市川大門地区の伝統的な和紙です。原料に楮(こうぞ)・三椏(みつまた)という植物を使用し、一枚一枚手作業で作られます。この二つの原料には以下のような特徴があります。
◎楮(こうぞ)
桑科の植物で、生長すると2~3メートル程の高さになり、12月頃に収穫されます。落葉低木で、株を残して切ると次の年には新しい枝が生えてきます。強く、比較的長い繊維を持つので、丈夫な紙ができます。
◎三椏(みつまた)
沈丁花科の植物で、生長すると1~2メートル程の高さになり、12月頃に収穫されます。落葉低木で、名前の通り枝が3つに分かれながら伸びていきます。印刷性に優れているため、日本の紙幣の原料として使われています。
現在は、山梨県の特産物などを利用した商品開発・地元企業とのコラボ・雑貨やアクセサリーなどの作成がされています。
[山梨県郷土伝統工芸品]
提供:市川手漉き和紙 夢工房 様
素材 | 楮、三椏 |
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製法・工法 | 【1】煮熟(しゃじゅく)
原料の皮を柔らかい繊維にするため、アルカリ性の苛性ソーダやソーダ灰などの薬品で1時間半~2時間煮ます。 【2】塵取り 原料についている汚れと、煮たことで出てくるアクを落とす作業です。煮る前には固くて手で取れない汚れも煮て柔らかくなった後ではとることができます。 【3】叩解(こうかい) 柔らかくなった原料をさらに細かい繊維にする作業です。ビーターと呼ばれる機械で繊維をほぐし、どろどろの状態の「紙素(しそ)」にします。 【4】紙漉き 紙を作っていく作業です。簀(す)と桁(けた)という道具を使います。「漉き舟」と呼ばれる、原料を入れる水槽の中で水と紙素、粘液「ネリ」を混ぜ合わせ、少しずつ汲み上げることで紙ができます。汲み上げたときに揺することで繊維同士が絡み合い、丈夫な紙になります。 【5】脱水 漉いた紙は大量の水を含んでいるので、脱水機で上から圧力をかけて水を絞ります。 【6】乾燥 ある程度水気の抜けたものを1枚ずつ乾燥させます。1枚1枚板に貼り付け天日干しする方法と、蒸気で熱した鉄板に貼り付け乾燥させる方法の二つがあります。 |
歴史 | 中国で発明されたとされる紙づくりの技術は、推古18年(610年)、朝鮮半島から渡来した僧により伝えられたものと日本書紀に記されています。このようにして始まった手漉きの紙づくりは日本全国に広がっていくことになります。
市川大門地区で古くから紙漉きが行われていたことは、平安初期に創建され、延暦23年(804年)平塩の岡にあった天台宗平塩山「白雲寺」の旧記に記されています。甲斐源氏の祖、源義清が市川へ紙工・甚左衛門を連れ、京風の優れた製紙技術を伝授したことで、従前から行われていた紙づくりに更なる技術の改善がなされました。 武田信玄の治世の時代には武田家の御用紙として用いられ、また多くの寺院で写経用紙としても愛用されていました。美人の素肌のように美しいことから「肌吉紙(はだよしがみ)」と呼ばれ、職人たちは「肌吉衆」として手厚い待遇を受けていたようです。 徳川家の時代になっても御用紙として幕府に献上され、市川御用紙漉きは家内工業からやがて近代的な製紙産業へとなり、昭和30年代には機械漉きも導入されます。なかでも障子紙は全国一の産地となり生産量日本一を誇っています。 |
関連URL | https://yumekobo-washi.jp/ |
◆展示場所
お問い合わせ先
市川手漉き和紙 夢工房
〒409-3601
山梨県西八代郡市川三郷町市川大門1725
TEL:055-272-5137
FAX:055-272-5137
◆イベント開催
市川手漉き和紙 夢工房
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