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主要製造地域:富山県 |
《特徴》
菅笠は、昔から全国津々浦々で作られ、頭に被るため、両手が使える生活民具として主に農作業の日除けや雨除けグッズとして愛用されてきました。
形状は円形が基本で、竹骨にカサスゲを縫いあげます。素材のスゲが全国各地の湖沼に自然発生する野生植物だったため、各地に菅笠産地がありました。スゲの特長は、軽さに加えて撥水性があり、汚れが付きにくいことです。江戸期以降は、葉の幅が肉厚な栽培種・カヤツリグサ科のカサスゲが使われるようになりました。
[国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:越中福岡の菅笠振興会 様
菅笠は、昔から全国津々浦々で作られ、頭に被るため、両手が使える生活民具として主に農作業の日除けや雨除けグッズとして愛用されてきました。
形状は円形が基本で、竹骨にカサスゲを縫いあげます。素材のスゲが全国各地の湖沼に自然発生する野生植物だったため、各地に菅笠産地がありました。スゲの特長は、軽さに加えて撥水性があり、汚れが付きにくいことです。江戸期以降は、葉の幅が肉厚な栽培種・カヤツリグサ科のカサスゲが使われるようになりました。
[国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:越中福岡の菅笠振興会 様
素材 | 唐竹、孟宗竹、真竹、雌竹、カサスゲ、縫い糸、紙 |
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製法・工法 | 【1】骨格部分の作成
カサスゲで覆われる骨格部分はすべて竹で作ります。外側(外輪竹:がわぼね)を唐竹、中骨(なかぼね)と小輪骨(こがわぼね)を雌竹、スゲを押える小骨を真竹、孟宗竹など部位により適した竹を使います。 【2】笠裏部分の作成 「仕掛け」と呼ぶ作業をします。まず小輪骨をヨリコ(スゲの細いもの)で巻き、丸い頭紙を被せます。次に小輪骨から外輪骨の手前まで中骨をヨリコで包みながら横編みします。 【3】笠表部分の作成 外輪骨にスゲを取り付ける「ノヅケ」と呼ぶ作業をします。スゲを1本ずつ笠裏で編み止めたら笠表へ折り曲げます。笠表へ出たスゲを縫い上げやすいように針と糸を使って小骨(竹ヒゴ)で押さえます。このあと、頭頂部へ向けてスゲを1本ずつ時計回りに針と糸で縫い上げ、頭頂部まで来たら、スゲを束ねて頭止めします。 |
歴史 | 万葉集に「菅笠」が出てきます。当時から全国各地で、藁ミノに続いて農作業用の菅笠が作られてきました。伊勢神宮の遷宮では大阪・深江の菅笠奉納が慣例になっています。
江戸期以降は農作業の角笠、江戸と京都間を1日に3度往復した飛脚の三度笠、大名行列の一文字笠、女性の長旅用の妻折笠、最も大きい次郎長笠などが作られてきました。いずれも上から見ると正円形です。 昭和に海外輸出が盛んになり、200万蓋を超える生産高を記録。70年前には正円を脱した楕円形のヘルメット笠が出てきました。その後、戦後の農政改革で圃場の大規模化・機械化が進んだ結果、専業農家が消えました。 以降、農業用の菅笠需要が激減し、平成の後半には全国の菅笠産地がほぼ姿を消しました。今では産地としては越中福岡が残るだけといわれています。現在、伝統の技の継承のための挑戦を始めています。色染めしたスゲ模様の採用と帽子、サンバイザーなどの新商品開発です。新規需要の開拓と作り手も楽しめる製品作りが狙いです。 |
関連URL | https://sugegasa.jp/ |
◆展示場所
雅楽の館
〒939-0111
富山県高岡市福岡町福岡1208
TEL・FAX:0766-64-0390
営業時間:9:00~16:30
定休日 :月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始