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主要製造地域:栃木県 |
《特徴》
那須町の高原地区では古くから、自生する笹の一種である「シノダケ」を活用したザルやカゴなどの生活用品作りが盛んでした。「シノダケ」の柔らかさを利用した湾曲部分の手触りが良いのが特徴で、軽く使いやすいうえに耐久性に優れています。
材料となる「シノダケ」は、春に生えたものを10月から翌年の3月までに刈り取り、日当たりの良いところに立てて並べ、4月から5月頃まで乾燥させ、湿気の無いところに保存します。肥沃な土地に育ったもの、また日の当たらない林の中で育ったものは使えず、むしろ土地が痩せていて寒さの厳しいところに育ったものが上質とされています。
作られる製品は、農業用品や台所用品など日用品として使われていたものが多く、ザルや篠笛、花かご、一閑張といった商品も作られています。通気性に優れ、果物入れや園芸用品、各種インテリアとしても利用されます。
笹の一種でもある篠を使った工芸品は、全国的に見ても珍しいといわれています。
[ 栃木県指定伝統工芸品 ]
提供 : 那須町工芸振興会 様
那須町の高原地区では古くから、自生する笹の一種である「シノダケ」を活用したザルやカゴなどの生活用品作りが盛んでした。「シノダケ」の柔らかさを利用した湾曲部分の手触りが良いのが特徴で、軽く使いやすいうえに耐久性に優れています。
材料となる「シノダケ」は、春に生えたものを10月から翌年の3月までに刈り取り、日当たりの良いところに立てて並べ、4月から5月頃まで乾燥させ、湿気の無いところに保存します。肥沃な土地に育ったもの、また日の当たらない林の中で育ったものは使えず、むしろ土地が痩せていて寒さの厳しいところに育ったものが上質とされています。
作られる製品は、農業用品や台所用品など日用品として使われていたものが多く、ザルや篠笛、花かご、一閑張といった商品も作られています。通気性に優れ、果物入れや園芸用品、各種インテリアとしても利用されます。
笹の一種でもある篠を使った工芸品は、全国的に見ても珍しいといわれています。
[ 栃木県指定伝統工芸品 ]
提供 : 那須町工芸振興会 様
素材 | シノダケ |
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製法・工法 | 【1】 ヒネ作り
水に浸した篠を少し乾かしてから、ノザシ(ナタのような道具)で篠の先端に裂け目を入れ、篠の表皮を内側の部分からはがします。この表皮の部分が篠工芸の材料となる「ヒネ」と呼ばれています。「ヒネ5年」といわれているくらいに熟練を要し、重要な工程です。 【2】 縁づくり 大きなザルやカゴの場合は、縁を頑丈にするため芯に木を入れます。木はまっすぐなものがよく、篠と同じ時期に切り取り、丸い形に束ねて1年くらい外に置いておきます。 【3】 編み ヒネが出来上がると、続いては編みの工程です。手足を使って篠製品を編みあげていきます。製品によって編み方が違い、ザルは篠の表皮が内側に、カゴは表皮が外側になるように編みます。編む前にヒネは必ず水に浸けておきます。カゴ目に編み上げてゆくのはかなり複雑で、3方向からの交差を考えながら作業を進めます。単純に重ねてゆけばよいというものではありません。編む時は、平面から立体に立ち上げてゆきます。交差の仕方を間違えると、最初からやり直さなくてはなりません。 【4】 仕上げ 編み終えたら、余ったヒネは長さを切りそろえ、折りたたんで編み止めをします。最後に長いヒネで縁巻きをして、完成です。 |
歴史 | 江戸時代から農業の副業として、那須高原で育った「しの」を利用して、農作業用のザル、カゴ等を製造していました。それが「那須町の篠工芸」のはじまりです。
国道4号線より上、那須連山の裾野の大沢、深堀、池田、一ッ樅、半俵、北条、小島などの地区には、昭和45年頃までは200戸ほどの篠工芸の生産農家と、20名ほどの専業者がいました。しかし、プラスチック製品や安価な輸入竹製品の登場に伴い需要が減っていき、その作り手が大きく減少してしまいました。 現在では「那須の篠工芸研究会」が立ちあげられ、会員が伝統を伝承すべく製品の作成活動に取り組み、那須工芸を学んでいます。 |
◆展示場所
那須町工芸振興会(那須友愛の森工芸館内)
展示・販売のほかに制作体験教室も実施しています。
〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙593-8
TEL : 0287-78-1185
◆イベント開催
体験教室
「花さし」または「うちわさし」の制作ができます。
場所 : 那須友愛の森工芸館内
TEL : 0287-78-1185
期間 : 4月~11月 (※要電話予約)
時間 : 60分~90分
料金 : 1,800円