総数:400件
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主要製造地域:宮崎県 |
《特徴》
神代独楽(じんだいごま)は、宮崎市佐土原町を城下としていた島津佐土原藩で古くから作られていた郷土玩具です。江戸時代には武士の内職として作られていたといいます。
武家の子弟の玩具として愛好され、後に魔よけとして端午の節句の贈り物にもなりました。また、参勤交代の折には日向地方の土産として欠かせないものとなっていたと伝えられています。
独楽は真竹を筒状に切断し、ひのきの板を筒に合わせて切り、竹の棒を通したものである。胴体にうなり窓、または風切り窓と呼ばれる仕掛けがあり、まわすと「ブーン」という大きな音を出す、日本に最初に入った独楽と同じ形であるため、「古形鳴り独楽」とか「ブンコマ」とも呼ばれています。松の煙でいぶして黒に近い暗褐色に色付けがされており、独特の光沢を持っています。神代独楽には島津家の家紋である「丸に十の字」が描かれています。
独楽作りの技術と伝統は現在でも受け継がれており、神代独楽は宮崎県が誇る郷土玩具の一つです。
[ 宮崎県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 佐土原町伝統的工芸品保存会 様
神代独楽(じんだいごま)は、宮崎市佐土原町を城下としていた島津佐土原藩で古くから作られていた郷土玩具です。江戸時代には武士の内職として作られていたといいます。
武家の子弟の玩具として愛好され、後に魔よけとして端午の節句の贈り物にもなりました。また、参勤交代の折には日向地方の土産として欠かせないものとなっていたと伝えられています。
独楽は真竹を筒状に切断し、ひのきの板を筒に合わせて切り、竹の棒を通したものである。胴体にうなり窓、または風切り窓と呼ばれる仕掛けがあり、まわすと「ブーン」という大きな音を出す、日本に最初に入った独楽と同じ形であるため、「古形鳴り独楽」とか「ブンコマ」とも呼ばれています。松の煙でいぶして黒に近い暗褐色に色付けがされており、独特の光沢を持っています。神代独楽には島津家の家紋である「丸に十の字」が描かれています。
独楽作りの技術と伝統は現在でも受け継がれており、神代独楽は宮崎県が誇る郷土玩具の一つです。
[ 宮崎県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 佐土原町伝統的工芸品保存会 様
素材 | 竹、ひのきなど |
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製法・工法 | 【神代独楽 製法】
真竹を輪切りにし、神代独楽の特色であるまわすと「ブーン」と音の鳴る、うなり窓(風切り窓)を開けます。 次に、竹の筒穴に合わせ、ひのきの板でふたをし、独楽の胴を作ります。 竹の乾燥を利用し、きっちりとはまるように工夫されているのが特徴です。 胴に穴を開け、竹で作られた心棒を取り付けた後に、松でいぶし、 黒光りする光沢のある胴を仕上げます。さらにこれを2ヶ月ほど乾燥させた後、胴の両端や心棒に彩色して出来上がりです。 |
歴史 | 竹で作ったうなり独楽で、日本で一番古い独楽の形を残しています。
独楽の発祥については、その塵史は古く唐時代の中国で生まれ、高麗(こま、韓国・高句麗)を経て奈良時代(700年代)に日本に渡来し、朝廷の余興として用いられ、江戸時代になり庶民の遊びとして広まっていったと伝えられています。呼び方も、高麗の地名をそのままに、こまと呼ばれました。 佐土原藩には、1592年に豊臣秀吉の朝鮮出兵に従った島津豊久が連れ帰った高麗人が住んでいた高麗町があった事から、神代独楽の起こりは、この人たちと無関係では無いものと考えられています。 絵柄については、表面を塗装するのではなく、松明(たいまつ)の哨煙で燻しにじみ出た竹油と化学反応させて着色する手法を用いているため、全体が真っ黒、紋様の図柄は、昔は注文主の家紋等でしたが、昭和に入り島津家の家紋「丸に十の字」に統一されました。 |
◆展示場所
詳しいお問合せは…
佐土原町伝統的工芸品保存会
〒880-0303 宮崎県宮崎市佐土原町東上那珂16251-2
TEL : 0985-74-1695 / FAX : 0985-74-1695