総数:399件
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主要製造地域:三重県 |
《特徴》
お守りとしての役割をもつ玩具の中に厄をはらうものがあります。
三重県松阪市の郷土玩具、「さるはじき」もその一つです。
「厄をはじきさる」と伝えられている、役落としの縁起物です。素朴な竹製の玩具で、竹軸の下の竹弓をはじくと、猿の人形が上の方にはね上がる仕掛けになっています。先端に飾り羽根が付いているのが特徴です。
三重の岡寺山継松寺は、厄除け祈願のお寺として有名で、昔から初午大祭(三月上旬)には大勢の人がお参りに訪れ、厄除けとしてさるはじきを買い求めていきました。現在では、初午の際だけではなく、年間を通じて松阪のお土産として喜ばれています。
厄が「さる」という意味と、昔から猿は厩舎(うまや)の守り神と伝えられ、馬とは縁が深く、初午とつながり、厄除け玩具に猿が使用されるようになったと言われています。
[ 三重県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 時計屋なかの 中野 良一 様
お守りとしての役割をもつ玩具の中に厄をはらうものがあります。
三重県松阪市の郷土玩具、「さるはじき」もその一つです。
「厄をはじきさる」と伝えられている、役落としの縁起物です。素朴な竹製の玩具で、竹軸の下の竹弓をはじくと、猿の人形が上の方にはね上がる仕掛けになっています。先端に飾り羽根が付いているのが特徴です。
三重の岡寺山継松寺は、厄除け祈願のお寺として有名で、昔から初午大祭(三月上旬)には大勢の人がお参りに訪れ、厄除けとしてさるはじきを買い求めていきました。現在では、初午の際だけではなく、年間を通じて松阪のお土産として喜ばれています。
厄が「さる」という意味と、昔から猿は厩舎(うまや)の守り神と伝えられ、馬とは縁が深く、初午とつながり、厄除け玩具に猿が使用されるようになったと言われています。
[ 三重県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 時計屋なかの 中野 良一 様
素材 | 孟宗竹(もうそうちく)、飾り羽根など |
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製法・工法 | 【1】 竹を採る
10月から11月の頃、材料の孟宗竹を山に採りに行くところから仕事が始まります。 竹がほど良く乾いた年明けから、作業に入っていきます。 【2】 竹を削る 直径十数センチの竹を1センチ幅に割って本体を削っていきます。 この削る作業は、なかなかの力仕事です。 【3】成形、装飾 弓になる竹の削り具合や、穴の開け具合は、経験や熟練した技術が必要な工程です。 出来上がった本体に紙テープを巻き、猿や羽根などの装飾を行います。 |
歴史 | 災難が身に降りかかるおそれが多いので、気をつけなければならないとする年齢を厄年といいます。数え年で、男性は25歳・42歳、女性は19歳・33歳とされています。
三重県松阪市にある岡寺山継松寺は、聖武天皇の42歳の厄よけに、本尊の如意輪観音を宮中に移したとの言い伝えから、厄除け祈願のお寺として知られ、初午大祭(3月上旬)には大勢の人がお参りに訪れます。 「厄をはじき去る」の語呂にちなみ、厄よけの縁起物として人気のある「さるはじき」。バネになった竹をはじくと、猿が飛び跳ねるしかけで、昔から、松阪近郊の農家や、町の商店の方々により製作され、大祭の時に露店などで販売されていました。 現在も厄除けの玩具として作り続けられ、厄除けやお土産として、多くの人が買い求めていきます。 |
関連URL | http://www.mctv.ne.jp/~antique/saruhajiki/saruhajiki.html |
◆展示場所
時計屋なかの
〒515-0083 三重県松阪市中町1931番地
TEL&FAX : 0598-21-7010
定休日 : 木曜日
◆イベント開催
時計屋なかの
さるはじき製作の一部を体験できます。
お問い合わせ先 : TEL&FAX : 0598-21-7010