総数:401件
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主要製造地域:鹿児島県 |
《特徴》
「薩摩糸びな」の本体は、一本の割竹。顔がありません。麻糸が髪です。糸びなの名の由来は、ここからといわれています。
顔がなくても着物は豪華です。襟は重ねで、何枚もの色の調和がとてもきれいです。着物は幅広の紙にきらびやかな「垂れ絵」が描かれています。図柄は、静御前と忠信、浦島太郎と乙姫、翁と姥など関連した男女がペアになったもの。朱、緑、ときには金泥をふんだんに使ったまばゆい色彩は、とても華やかです。娘を飾ってやりたいという親の気持ちが伝わってきます。なんだか懐かしく、心温まるお雛さまです。
顔がないだけイメージが広がり、素朴なだけに絵柄の豪華さがひきたちます。色紙セットになっているものや、しおりとして使えるものなど、伝統を守り伝えつつ、現代に合う様々なものが作られています。
[ 鹿児島県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 鹿児島県商工労働水産部 販路拡大・輸出促進課 様
「薩摩糸びな」の本体は、一本の割竹。顔がありません。麻糸が髪です。糸びなの名の由来は、ここからといわれています。
顔がなくても着物は豪華です。襟は重ねで、何枚もの色の調和がとてもきれいです。着物は幅広の紙にきらびやかな「垂れ絵」が描かれています。図柄は、静御前と忠信、浦島太郎と乙姫、翁と姥など関連した男女がペアになったもの。朱、緑、ときには金泥をふんだんに使ったまばゆい色彩は、とても華やかです。娘を飾ってやりたいという親の気持ちが伝わってきます。なんだか懐かしく、心温まるお雛さまです。
顔がないだけイメージが広がり、素朴なだけに絵柄の豪華さがひきたちます。色紙セットになっているものや、しおりとして使えるものなど、伝統を守り伝えつつ、現代に合う様々なものが作られています。
[ 鹿児島県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 鹿児島県商工労働水産部 販路拡大・輸出促進課 様
素材 | 割竹、麻糸、和紙など |
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製法・工法 | 【1】 竹の棒に麻糸(髪の毛と顔の部分)をつけ、首まき紙をつけます。
【2】 竹の棒に、襟合わせした十二単衣(下から赤、緑、オレンジ、うす緑、空色、朱の順番)をかけ、その上から肩布をつけます。肩布は正三角形を描きます。 【3】 肩布の下に中芯紙を組み合わせ、和紙に絵付けされた垂絵を組み合わせます。この際、表側がカマボコ型にふくらみ、裏側が平らになるように仕上げます。 【4】 後ろから裏張り紙を張りつけ、麻糸を折り曲げて裏張紙に止めます。 |
歴史 | 平安の頃から、人形(ひとがた)を川に流し、ヤク祓いをする風習がありました。これが「お雛さま」の始まりです。江戸時代には、雛人形は上流家庭の娘の嫁入り道具の一つになり、豪華なものがつくられるようになりました。
「薩摩糸びな」も、江戸時代に発生したといわれますが、これはなんとも素朴で単純なお雛さまです。戦前までは、女の子が生まれた家に贈る習わしがあったようで、桃の節句には贈られた糸びなをズラリと飾ったと伝えられています。 現在は、そんな風習はすっかり途絶えてしまいましたが、糸びなだけは生き残り、昔ながらの手法で作られています。 |
◆展示場所
詳しいお問合せは…
鹿児島県商工労働水産部 販路拡大・輸出促進課
〒890-0064
鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号
TEL : 099-286-3050