総数:401件
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主要製造地域:富山県 |
《特徴》
自然豊かな八尾町。かつては街道の拠点として、飛騨との交易や養蚕、売薬、売薬用紙の販売による収益などで繁栄していました。この地で漉かれていた八尾和紙は、もともと字を書くための紙ではなく、加工する紙として製造され、薬袋や薬売りのカバンなど、売薬とともに発展してきました。
明治初期の最盛期には「八尾山家千軒、紙漉かざるものなし」と謳われたほど、多くの家庭で冬の農閑期の仕事として、紙漉きが行われていたといいます。
一般的に和紙というと、「やぶけやすい」という印象が強いのではないかと思います。
では、なぜこの地の和紙が加工品に利用されるほどの強度がるのかと言いますと、実は、そこに越中和紙(八尾和紙)の特徴があるのです。
現在も、その昔からの製法をかたくなに守り続け、丈夫さを利用した和紙製品などを作り、多くの方に愛され続けています。
[ 経済産業大臣指定伝統的工芸品(富山三産地和紙の総称 越中和紙として) ]
提供 : 桂樹舎 様
自然豊かな八尾町。かつては街道の拠点として、飛騨との交易や養蚕、売薬、売薬用紙の販売による収益などで繁栄していました。この地で漉かれていた八尾和紙は、もともと字を書くための紙ではなく、加工する紙として製造され、薬袋や薬売りのカバンなど、売薬とともに発展してきました。
明治初期の最盛期には「八尾山家千軒、紙漉かざるものなし」と謳われたほど、多くの家庭で冬の農閑期の仕事として、紙漉きが行われていたといいます。
一般的に和紙というと、「やぶけやすい」という印象が強いのではないかと思います。
では、なぜこの地の和紙が加工品に利用されるほどの強度がるのかと言いますと、実は、そこに越中和紙(八尾和紙)の特徴があるのです。
現在も、その昔からの製法をかたくなに守り続け、丈夫さを利用した和紙製品などを作り、多くの方に愛され続けています。
[ 経済産業大臣指定伝統的工芸品(富山三産地和紙の総称 越中和紙として) ]
提供 : 桂樹舎 様
素材 | 楮、三椏、雁皮など |
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製法・工法 | 【1】 水浸け
楮、三椏、雁皮などの原料を水浸けし、乾燥してある皮を柔らかくします。 【2】 煮熟 苛性ソーダまたはソーダ灰をとかした液で、2時間煮ます。 【3】 水洗・漂白 水を何回も替えてアクをよく抜く場合によっては漂白剤を入れて繊維を白くします。 【4】 ちりより 水中に浸してキズやゴミを丹念に手で取り除きます。 【5】 打解・叩解 繊維をほぐします。 【6】 紙すき 漉槽(ふね)に水を張り、紙料とネリを入れ、漉きスノコと桁を用い紙料液をすくい上げて揺すります。(流し漉き) 漉きあげた1枚づつの紙を積み上げます。これを紙床(しと)といいます。 【7】 圧搾 漉きあげた紙床の水分を搾ります。 【8】 乾燥 圧搾した紙を1枚づつ剥がして干板などに張って乾燥させます。(鉄板・板干) 【9】 選別 1枚ごとに紙の良否を選び出します。 |
歴史 | この地方の和紙が、最も盛んになったのは、元禄年間(1688~1704)富山二代藩主前田正甫公の売薬の奨励と共に、薬の袋や膏薬紙、これを束ねる細紙、薬の配置先を記録する懸場帳(かけばちょう)の需要がこの地に集中し、急速に発展したものであります。
慶応元年(1865)富山市内の紙商から出された「新出紙御値段仕法之控」によれば、鼠半切(ねずみはんきり)、黄、赤半切、青紙などの数種の染紙の名が記されており、草木染めや顔料染めの技術がかなり進んでいたものとうかがわれます。これら染色技法は現在も受け継がれ、全国一の生産をあげています。 |
関連URL | http://www.keijusha.com/ |
◆展示場所
有限会社 桂樹舎
〒939-2341 富山県富山市八尾町鏡町668-4
TEL : 076-455-1184 / FAX : 076-455-1189
付帯施設の「和紙文庫」で展示の閲覧ができます。
◆イベント開催
有限会社 桂樹舎
付帯施設の「和紙文庫」で紙漉き体験ができます。
開館時間 : 10:00~17:00(最終入館は16:30)
休館日 : 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、9/5・6、12/29~1/10
入館料 : 500円(売店、喫茶店のみのご利用の場合は入館料はかかりません)
紙漉き体験料 : 500円
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