総数:401件
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主要製造地域:山形県 |
《特徴》
亀綾織は、高度な織りの技術を必要とし、その種類は八ツ橋や紗綾型など数十種もあります。また、織りあげてから染色するため、しっとりとした風合いと気品のある光沢が特徴です。上品で美しい製品が数多くあり、お土産・贈り物に喜ばれています。
通常の平織りは、経糸1本と緯糸1本を交互に交差させて織るため、糸の組織が縦と横で構成されますが、亀綾織はどれも斜めに構成されています。これは、経糸と緯糸を交差させる際に、その点が斜めになるように織る「斜文織」という技法によるものです。しかも、交差させる経糸と緯糸はそれぞれ3本以上を用い、地紋は足元の踏み木で踏み分けて作るため、大変高度な織り技術を要します。
細い絹糸で織り、大変きめ細やかな作業が必要なため、10cm織り上げるのに名人でも丸一日かかかってしまうほど。明治末期に一時生産が途絶え「幻の織物」と呼ばれていたこともありました。
[ 山形県ふるさと工芸品 ]
情報提供 : 新庄亀綾織伝承協会 様
画像提供 : 新庄市商工観光課 観光交流室 様
亀綾織は、高度な織りの技術を必要とし、その種類は八ツ橋や紗綾型など数十種もあります。また、織りあげてから染色するため、しっとりとした風合いと気品のある光沢が特徴です。上品で美しい製品が数多くあり、お土産・贈り物に喜ばれています。
通常の平織りは、経糸1本と緯糸1本を交互に交差させて織るため、糸の組織が縦と横で構成されますが、亀綾織はどれも斜めに構成されています。これは、経糸と緯糸を交差させる際に、その点が斜めになるように織る「斜文織」という技法によるものです。しかも、交差させる経糸と緯糸はそれぞれ3本以上を用い、地紋は足元の踏み木で踏み分けて作るため、大変高度な織り技術を要します。
細い絹糸で織り、大変きめ細やかな作業が必要なため、10cm織り上げるのに名人でも丸一日かかかってしまうほど。明治末期に一時生産が途絶え「幻の織物」と呼ばれていたこともありました。
[ 山形県ふるさと工芸品 ]
情報提供 : 新庄亀綾織伝承協会 様
画像提供 : 新庄市商工観光課 観光交流室 様
素材 | 絹糸、染料など |
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製法・工法 | 【1】 のり付け作業
合わせ糸を作ります。(用途に応じて大きさを変える) 【2】 延べ(整経) 反物の長さと、糸本数を決めます。 【3】 小拵え 模様にしたがって順序よく、綜絖という針の穴に一本ずつ糸を通します。筬歯に、反物の幅を計り経糸を通します。 【4】 織付け 綜絖枠と踏木を結びつける作業と、千巻きに結びつけます。 【5】 製織 緯糸を竹管に巻いて、蒸してから織り進めます。 【6】 精錬 生糸で織り上げた反物を、石けん等で3時間ほど煮て、セリシンを取ります。(亀綾織は後練りが特徴) 【7】 染色 浸し染めを何度か繰り返し、好みの色に染め上げます。 |
歴史 | 新庄藩九代藩主「戸沢正胤」が、文政13年に上州より技術者を招き入れ、藩の特産品として奨励したことに始まります。その後、盛んに生産されるようになり、高度な技術を要する織物として知られるようになりました。
明治になり、旧藩士の救済のための授産場で機織りが指導され、家内工業として奨励されましたが、明治末期に途絶えてしまいました。大正初期や昭和初期に何度か復興が試みられますが、実を結ぶに至らず、ついに幻の亀綾織となってしまいます。 それから半世紀後の昭和56年に、国の「最上モデル定住圏地域特産品の開発調査」の対象品として選定され、昭和60年に「新庄亀綾織伝承協会」が発足し、翌年には亀綾織の基本といわれる「紗綾型」の復元に成功します。以来十名程度の会員が、手織りで基本型となる約20種類の亀綾織の復元に成功し、現在も技術向上に努めています。 |
関連URL | https://www.kameayaori.com/ |
◆展示場所
新庄亀綾織伝承協会
◎織場、小物展示場所
〒996-0091 山形県新庄市十日町6000-1
新庄市エコロジーガーデン原蚕の杜内
TEL&FAX : 0233-22-0025
営業時間 : 10:00~17:00
休業日 : 水曜日・年末年始
アクセス : 山形新幹線「JR新庄駅」 新庄駅東口より車で約8分