総数:401件
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主要製造地域:富山県 |
《特徴》
五箇山和紙の主な原料は、豊富な雪解け水から育まれる自家栽培の五箇山楮。楮は、繊維が長く強いのが特徴で、三椏や雁皮と比べても倍近くの長さがあり、特に五箇山の和紙は楮の量が多いため、紙の強さでは折り紙つきです。また、繊維が柔らかいため紙もしなやかで、温かみがあるのが特徴です。
染料や色を白くする薬品などは一切使用せず、紙を白くするのに「雪さらし」という雪国ならではの手法を用います。現在もほとんど機械や薬品に頼ることなく、自然の原料と昔ながらの手作業でつくられています。
通常のパルプ紙だと、時間が経てば紙色が黄色く変色したり、紙質が落ちますが、五箇山和紙は耐久性があり、100年前に作られたものと、現在つくられたものの色や紙質に差異がありません。当時和紙に書かれた墨文字も褪せがなく、鮮やかさが保たれています。
五箇山和紙は八尾町、朝日町で生産されている和紙とともに「越中和紙」として、 国の伝統的工芸品に指定され(※)、その長い歴史と伝統、山里の自然が育んできた和紙文化として改めて評価されました。
現在、桂離宮の障子紙をはじめ宮内庁や国の重要文化財の補修用紙になくてはならない存在となり、 また、ちぎり絵や様々な美術工芸品の素材や版画、絵画など芸術家からの特注品にもなっております。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)(※越中和紙として) ]
提供 : 五箇山 和紙の里 様
五箇山和紙の主な原料は、豊富な雪解け水から育まれる自家栽培の五箇山楮。楮は、繊維が長く強いのが特徴で、三椏や雁皮と比べても倍近くの長さがあり、特に五箇山の和紙は楮の量が多いため、紙の強さでは折り紙つきです。また、繊維が柔らかいため紙もしなやかで、温かみがあるのが特徴です。
染料や色を白くする薬品などは一切使用せず、紙を白くするのに「雪さらし」という雪国ならではの手法を用います。現在もほとんど機械や薬品に頼ることなく、自然の原料と昔ながらの手作業でつくられています。
通常のパルプ紙だと、時間が経てば紙色が黄色く変色したり、紙質が落ちますが、五箇山和紙は耐久性があり、100年前に作られたものと、現在つくられたものの色や紙質に差異がありません。当時和紙に書かれた墨文字も褪せがなく、鮮やかさが保たれています。
五箇山和紙は八尾町、朝日町で生産されている和紙とともに「越中和紙」として、 国の伝統的工芸品に指定され(※)、その長い歴史と伝統、山里の自然が育んできた和紙文化として改めて評価されました。
現在、桂離宮の障子紙をはじめ宮内庁や国の重要文化財の補修用紙になくてはならない存在となり、 また、ちぎり絵や様々な美術工芸品の素材や版画、絵画など芸術家からの特注品にもなっております。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)(※越中和紙として) ]
提供 : 五箇山 和紙の里 様
素材 | 五箇山楮、トロロアオイなど |
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製法・工法 | 【1】 楮蒸し
刈り取った楮の原木を1.2mの長さにそろえ、蒸し上げます。 【2】 木口たたき 蒸し上がった楮の端を、木槌でたたいて皮を剥ぎやすくします。 【3】 楮はぎ 皮を剥ぎ取ります。 【4】 楮干し 剥ぎ取った皮は、天日で乾燥させ保存します。 【5】 楮たくり 12~3月、皮の表面の黒皮部分を手作業で削り取ります。 【6】 雪晒し 12~3月、雪の上に広げて1~2週間さらします。これにより葉緑素が抜け、天然の白色が得られます。 【7】 楮洗い 清水で残った黒皮をきれいに洗い流します。 【8】 楮煮 大釜にソーダ灰を入れ、攪拌しながら3時間煮ます。煮あがったら、流水でアクを十分落とします。 【9】 ちり取り 半ば繊維状になった皮のちりやごみを、手作業で取り除きます。 【10】 紙たたき たたいて繊維を強くします。 【11】 繊維ほぐし 繊維をほぐして、どろどろにします。 【12】 紙漉き 漉き舟に水と繊維と、トロロアオイの根から採った粘液を加えて混ぜ、簀桁で漉きます。漉いた紙は簀からはがして積み重ねます。 【13】 圧搾 均一に圧力をかけて、ゆっくりと水分を取ります。 【14】 乾燥 板に貼り付けて乾かします。蒸気乾燥機を使う場合もあります。 【15】 選別 厚みや汚れなどを一枚ごとに検査・選別し、紙を仕上げます。 |
歴史 | 五箇山でいつ頃から紙漉きが始まったかは、定かではありません。
古くは藩政時代の加賀百万石の領地で、五箇山和紙に関する古文書や記録文献が残っており、 トチやケヤキの大木をくり抜いた紙漉き舟や、楮剥皮用のたくり舟、楮煮用灰箱など、極めて原始的な道具が残っている点は、 ほとんど全国的にその例がありません。 したがって、奈良や京都から直接伝えられた和紙の技法が、山村の人々によって独自の和紙文化に形成されたものと考えられます。 藩政時代の五箇山和紙は、天正13年頃には五箇山の産物である生糸とともに年貢として納められていました。 また、五箇山和紙は他に流出しないように塩硝(火薬)とともに藩の指定生産物となり、合掌造りの大家屋の家々では多くの使用人を雇い、夏は塩硝や楮の栽培、冬は紙漉きをするといった工場的な形態で和紙を製造していました。 戦後、昭和25年に伝統の五箇山和紙を残すべく「五箇紙協同組合」が、昭和43年には 「東中江和紙生産組合」が結成され、全国的に生産地が次々と消滅するなかにあっても、伝統的な技術を守りながら、 江戸時代から受け継がれる古典和紙の製造を継承しました。 パルプ製紙など洋紙の普及により和紙の需要が減る中で、昭和57年に 「和紙の里」の前身となる「和紙工芸研究館」が設立され、現在も和紙の新たな製品開発や後継者育成が行われています。 |
関連URL | http://gokayama-washinosato.com/ |
◆展示場所
道の駅たいら 五箇山 和紙の里
〒939-1905 富山県南砺市東中江215
TEL : 0763-66-2223 / FAX : 0763-66-2250
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◆イベント開催
和紙体験館
手すき和紙体験ができます。