総数:401件
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主要製造地域:兵庫県 |
《特徴》
古くから農閑期の手仕事としてそろばんづくりが行われ、生産量および技術の高さを誇ってきた「播州そろばん」。
職人の玉を削る技は、玉の大きさの均一さや玉穴の正確さなど、高い木工技術を誇ります。
使いやすさや玉はじきの良さに加え、見た目もとても美しいのが特徴で、木の美術品としての価値も備えた逸品です。
現在も吟味した材料を用い、高度の伝統技術を受け継ぐ伝統工芸士をはじめとした職人が、一つ一つ丁寧に作り上げています。
時代に合わせ、カラフルなデザインのものや、計算だけではない機能性をもつそろばんも開発されています。
400年を超える伝統と歴史を誇る匠の技を守りつつ、新たな可能性へもチャレンジしています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 小野市伝統産業会館 様
古くから農閑期の手仕事としてそろばんづくりが行われ、生産量および技術の高さを誇ってきた「播州そろばん」。
職人の玉を削る技は、玉の大きさの均一さや玉穴の正確さなど、高い木工技術を誇ります。
使いやすさや玉はじきの良さに加え、見た目もとても美しいのが特徴で、木の美術品としての価値も備えた逸品です。
現在も吟味した材料を用い、高度の伝統技術を受け継ぐ伝統工芸士をはじめとした職人が、一つ一つ丁寧に作り上げています。
時代に合わせ、カラフルなデザインのものや、計算だけではない機能性をもつそろばんも開発されています。
400年を超える伝統と歴史を誇る匠の技を守りつつ、新たな可能性へもチャレンジしています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 小野市伝統産業会館 様
素材 | 樺・柘植・真竹・煤竹など |
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製法・工法 | 多いものでは、200以上もの工程を経て完成品になると言われる播州そろばん。製造においては、それぞれ専任の職人により、分業体制で作られています。
【1】 玉作り・玉仕上げ そろばんの命ともいわれる玉は、丈夫な樺や柘植の木を素材に、独特のやや丸みを帯びたひし形に整えられます。 【2】 ひご竹作り 真竹や煤竹は、弾力性のあるひご竹へと仕上げられます。玉にゆとりを与え、なめらかに動かせるよう作るのが重要です。 【3】 組み立て・仕上げ それぞれの部品は、最終工程となる組み立て職人のもとで、組み上げられます。「そろばんの顔づくり」とも言われ、製造者の技術が発揮される工程です。 |
歴史 | そろばんは室町時代の終り頃、中国から長崎を経由して大津に伝わったと言われています。
大津は、近江の商人で賑わう交通の要衝であり、商業が盛んな大坂や京都に近いことから、そろばんの製造が盛んでした。 安土桃山時代に、豊臣秀吉の三木城攻略時に、大津に逃れてきた住民が、そろばんの技法を習得し、地元に戻って製造を始めたのが播州そろばんの始まりと伝えられています。 天保年間に三木の久留美・大村のそろばん製造元の下請けとしてそろばん珠の製造が始まり、農家の副業として市内に広まりました。 世間一般に普及し始めたのは、江戸時代の始めあたり。寺子屋にて子どもたちが「読み・書き・そろばん」を学ぶようになり、広く庶民の生活に浸透していきました。 元は中国のそろばんは丸玉でしたが、弾きやすいひし形にするなど、日本人向きに改善されたのもこの頃であったと言われています。 明治5年には学制公布により、国民皆学が始まったことから、計算の道具として教育現場で急速に需要が拡大しました。 昭和35年には製造の最盛期を迎え、年間360万丁の生産が行われ、昭和51年には伝統工芸品の認証も受けています。 |
関連URL | http://densan.onocci.or.jp/ |
◆展示場所
小野市伝統産業会館
〒675-1378 兵庫県小野市王子町806-1
TEL / 0794-62-3121 / FAX : 0794-62-9258
開館時間 : 9:00~17:00
体館日 : 年末年始 (12/28~1/4)
◆イベント開催
小野市伝統産業会館
15名様以上の団体で実演が見学できます。
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