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主要製造地域:鳥取県 |
《特徴》
江戸時代から作られている「淀江傘」。
風雪に負けない丈夫さと、独自の美しい糸飾りは他に類がなく、その技術は米子市無形文化財に指定されています。
淀江傘は、70ほどの工程を経て、手間と時間をかけて製作されます。
山陰地方といえば、雨、風、雪。それらに耐える強度が必要なため、他の地域の和傘より骨が太く頑丈に作られます。
柄と傘とをつなぐ子骨の部分に、色とりどりの糸で繊細な飾りが施されているのも特色のひとつ。普通の和傘は円を編み重ねるだけですが、淀江傘では桔梗飾りという、桔梗の花びらの形をあしらいます。
淀江傘の技と美は、近年改めて注目され、現在では傘として使用するほかに、インテリアとしての用途も見いだされています。
[ 鳥取県指定郷土工芸品 ]
提供 : 淀江傘伝承の会 様
江戸時代から作られている「淀江傘」。
風雪に負けない丈夫さと、独自の美しい糸飾りは他に類がなく、その技術は米子市無形文化財に指定されています。
淀江傘は、70ほどの工程を経て、手間と時間をかけて製作されます。
山陰地方といえば、雨、風、雪。それらに耐える強度が必要なため、他の地域の和傘より骨が太く頑丈に作られます。
柄と傘とをつなぐ子骨の部分に、色とりどりの糸で繊細な飾りが施されているのも特色のひとつ。普通の和傘は円を編み重ねるだけですが、淀江傘では桔梗飾りという、桔梗の花びらの形をあしらいます。
淀江傘の技と美は、近年改めて注目され、現在では傘として使用するほかに、インテリアとしての用途も見いだされています。
[ 鳥取県指定郷土工芸品 ]
提供 : 淀江傘伝承の会 様
素材 | マダケ |
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製法・工法 | 淀江傘の製法
1本の竹から、和傘を完成させるまでには70以上の工程があります。以下に主要なものをご紹介します。 【1】 親骨・小骨づくり 竹切り→皮むき→墨打ち→2つ割り→荒割り→穴あけ→小割り 【2】 柄竹づくり 竹きり→油抜き→節とり→ハジキ付け 【3】 ロクロ(傘の頭)づくり 木切り→生地びき→目ざらえ→柄竹と合わせ繰込み 【4】 結合 親骨や小骨、柄竹・ロクロを繋ぎます。 【5】 和紙貼り 軒付けや胴張り、天井張りなど和紙を貼ります。 【6】 着色 その後、折付けや糊毛伏せり、頭絞りを行い、着色します。 【7】 仕上げ 油挽きを行った後、天日乾燥を2度繰り返し、うるしを塗って頭包みという工程を経て完成です。 |
歴史 | 淀江には、傘の材料となる良質のマダケが手近なところにふんだんにあり、また一度に1万本もの傘を干せる広い砂浜が広がり、因州和紙が近くにあったことから、傘作りにとても適した地域といえます。
淀江で和傘が作られるようになったのは江戸末期の文政4 (1821)年のこと。倉吉から淀江に来た倉吉屋周蔵が傘屋を開いたことに始まり、明治14(1871)年、津山から西金蔵を指導者として招いたのを機に、淀江傘は急速に発展しました。 現在も、京都・金沢・岐阜・九州と並んで日本の5大産地の一つです。 |
◆展示場所
和傘伝承館(傘作り工房)
開館時間 : 9:00~18:00
体館日 : 月曜、日曜、祝日
〒689‐3402 鳥取県米子市淀江町淀江796
TEL&FAX : 0859-56-6176
◆イベント開催
和傘伝承館(傘作り工房)
見学・体験が可能です。詳細はお問い合わせ下さい。
TEL&FAX : 0859-56-6176