総数:400件
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主要製造地域:滋賀県 |
《特徴》
膳所焼は、江戸時代初期の茶人で武将であった小堀遠州政一(1579-1647)の指導により、好みの茶陶を焼造した遠州七窯の一つとされてきました。
非常に薄く軽いのが特徴で、ろくろで薄く水引きする技術に特に価値があるといえます。
作品はもっぱら茶道用品で、茶入や水指に優れたものが多く見られます。
初期の作品は大名間の贈答用として造られたもので精撰した原料を用い、熟練した工人の手で多くの作品が作られ、中興名物(茶道具で由緒ある優れたもの)にも大江、白雲なる銘の茶入が取上げられています。
中期には藩主の庇護の下に細々と仕事が続けられ、天明年間になりますと小田原屋なる人が交趾風の梅林焼と呼ばれる陶器を始めました。
その後、雀ヶ谷焼なども作られるようになりましたが、経営困難のため廃窯に至ります。
大正に入り、膳所焼の再興が行われ、現在も数々の作品が作られています。
近年の研究から、膳所焼の前史には勢田焼と呼ばれたものがあり、それに続く膳所焼には国分窯・大江窯などの窯があり、また幕末、この地域に興された梅林焼や雀ヶ谷焼、さらに大正8年(1919)に再興された復興膳所焼などを含む諸窯の総称と考えるようになっています。
[ 滋賀県知事指定伝統的工芸品 ]
提供 : 膳所焼美術館 様
膳所焼は、江戸時代初期の茶人で武将であった小堀遠州政一(1579-1647)の指導により、好みの茶陶を焼造した遠州七窯の一つとされてきました。
非常に薄く軽いのが特徴で、ろくろで薄く水引きする技術に特に価値があるといえます。
作品はもっぱら茶道用品で、茶入や水指に優れたものが多く見られます。
初期の作品は大名間の贈答用として造られたもので精撰した原料を用い、熟練した工人の手で多くの作品が作られ、中興名物(茶道具で由緒ある優れたもの)にも大江、白雲なる銘の茶入が取上げられています。
中期には藩主の庇護の下に細々と仕事が続けられ、天明年間になりますと小田原屋なる人が交趾風の梅林焼と呼ばれる陶器を始めました。
その後、雀ヶ谷焼なども作られるようになりましたが、経営困難のため廃窯に至ります。
大正に入り、膳所焼の再興が行われ、現在も数々の作品が作られています。
近年の研究から、膳所焼の前史には勢田焼と呼ばれたものがあり、それに続く膳所焼には国分窯・大江窯などの窯があり、また幕末、この地域に興された梅林焼や雀ヶ谷焼、さらに大正8年(1919)に再興された復興膳所焼などを含む諸窯の総称と考えるようになっています。
[ 滋賀県知事指定伝統的工芸品 ]
提供 : 膳所焼美術館 様
素材 | 陶土 |
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製法・工法 | 【1】 水簸
粘土より草木の根や落ち葉などを除去する作業です。土を水に溶かして篩を通し、不純物を取り除きます。 【2】 乾燥 水に溶かした粘土を乾燥させます。 【3】 練土 乾かした粘土を練ります。土練りともいいます。 【4】 成形 ろくろなどを使い、形を整えます。 【5】 絵付 表面に絵を書きます。素地に施してから釉薬を掛ける、下絵付という技法を使います。 【6】 施釉 釉薬をかけます。 装飾性や強度・表面のなめらかさを増し、吸水性を抑えます。 【7】 焼成 窯にて1,200~1,250℃で焼成し、完成です。 |
歴史 | 元和年間(1615-24)の記録や茶会記などに、勢田焼の名が登場するのに始まります。
寛永年間の膳所藩主 石川忠総の時代に藩窯として当時茶道具として注目された茶壺や茶入、水指などの茶陶が作られていました。 しかし藩主の国替えにより藩窯としての膳所焼は短命に終わります。 その後、梅林焼や雀ヶ谷焼などが細々と続けられましたが、経営困難などにより明治初期には一度絶えてしまいました。 大正8年に岩崎健三が、名窯の廃絶を惜しみ山元春挙画伯と共に、その再興に生涯をかけ努力を以て経営維持につとめ、茶器製作に於いては遠州七窯の一つとして恥ずかしからぬものとなり、現在は陶磁器業界はもとより茶道界にても膳所窯は著名な存在になっています。 |
関連URL | https://zezeyaki.or.jp/ |
◆展示場所
膳所焼美術館
〒520-0837 滋賀県大津市中庄1丁目22-28
TEL&FAX : 077-523-1118
開館時間 : 10:00~16:00
入館料 : 大人 700円、高校生以下 500円、団体(30名以上) 600円
休館日 : 月曜日(祭日は除く) ※但し、年末年始12/28-1/7のみ休館