総数:400件
総数:400件
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主要製造地域:山形県 |
《特徴》
山形を代表する伝統工芸として、一品一品手仕上げを基本とし、量産品には真似の出来ない、人間の感性に合った繊細な使い心地と鋭い切れ味を実現しています。
その製造技術の特徴として、
◎山形独特の鍛造技術
鋼を壊さない低温加熱で、何度も繰り返し打つ事により、不純物を除去し鋼の組織をより密なものとします。
◎鉛バスによる完璧な熱処理
鉛を溶かしおよそ(800℃)、その上で炭を燃やし、浸炭効果により、さらに硬度を高めます。そして無酸素状態の中でじっくり加熱→冷却する。それによって、過熱、酸化、脱炭を防ぎます。高周波加熱は一切行いません。
◎飛電の裏スキ技術
切り刃の裏面を三次曲面状態に隙かせ、受け刃は、刃前から峰に向かって低くなる様にひねりを付け、刃の根本から先まで“点”で重なり移動して行きます。(皮等が切り残る事がありません)
◎山形特産剪定鋏の刃付け
切り刃の部分が、ちょうど二枚貝(ハマグリ等)の表面の様に仕上げる事により、刃が枝に食い込んだ時の摩擦が少ない為、切り抜けが良く、その持続性は抜群です。また、刃先角の鋭利さが、研ぎ減り(使い減り)しても、変化の少ないのも自慢の一つです。機械加工に依る鋏では、二段刃が一般的です。
◎ネジ締めと調整
切れ味の基本となるネジ締めは、一丁一丁感触を確かめながら具合を見て、ガタがなくスムーズに開閉するよう、調整して行きます。
以上の主な工程から生まれます。
[ 山形県指定伝統工芸品 ]
提供 : 飛塚製鋏所 様
山形を代表する伝統工芸として、一品一品手仕上げを基本とし、量産品には真似の出来ない、人間の感性に合った繊細な使い心地と鋭い切れ味を実現しています。
その製造技術の特徴として、
◎山形独特の鍛造技術
鋼を壊さない低温加熱で、何度も繰り返し打つ事により、不純物を除去し鋼の組織をより密なものとします。
◎鉛バスによる完璧な熱処理
鉛を溶かしおよそ(800℃)、その上で炭を燃やし、浸炭効果により、さらに硬度を高めます。そして無酸素状態の中でじっくり加熱→冷却する。それによって、過熱、酸化、脱炭を防ぎます。高周波加熱は一切行いません。
◎飛電の裏スキ技術
切り刃の裏面を三次曲面状態に隙かせ、受け刃は、刃前から峰に向かって低くなる様にひねりを付け、刃の根本から先まで“点”で重なり移動して行きます。(皮等が切り残る事がありません)
◎山形特産剪定鋏の刃付け
切り刃の部分が、ちょうど二枚貝(ハマグリ等)の表面の様に仕上げる事により、刃が枝に食い込んだ時の摩擦が少ない為、切り抜けが良く、その持続性は抜群です。また、刃先角の鋭利さが、研ぎ減り(使い減り)しても、変化の少ないのも自慢の一つです。機械加工に依る鋏では、二段刃が一般的です。
◎ネジ締めと調整
切れ味の基本となるネジ締めは、一丁一丁感触を確かめながら具合を見て、ガタがなくスムーズに開閉するよう、調整して行きます。
以上の主な工程から生まれます。
[ 山形県指定伝統工芸品 ]
提供 : 飛塚製鋏所 様
素材 | 鋼 |
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製法・工法 | 1~32までが主な工程ですが、実際には100工程を遥かに超えています。1~9までは鍛造工程、10~30までは仕上げ工程となっています。
1. 鍛造工程 【1】 材料の切断 φ15mm×5mの鋼の丸棒を130mm程度に切断します。 【2】 圧延 鋏の握りになる部分を加熱して、平たく圧延します。 【3】 鍛造 刃になる部分を熱間鍛造で、鍛えながら概形を造ります。 【4】 型打ち(握り部) 【2】で平らにした物を、筒状にします。 【5】 バリ抜き 【4】で出たバリを取ります。 【6】 型打ち(刃部) 【3】で造った概形の輪郭をだします。 【7】 バリ抜き 【6】で出たバリを取ります。 【8】 焼鈍 組織が安定(球状化)する様、加熱後、徐冷します。 【9】 ショットがけ 上記の工程で出たスケールをおとします。 【10】 研削 裏(摺り合わせ部) 2. 仕上げ工程 1 【1】 研削 表(平部) 【2】 研削 刃(蛤状に削ります。) 【3】 穴あけ加工 ネジ、バネ、皮、爪、その他の穴あけ、タップ加工をします。 【4】 仕組み 切り刃、受け刃の組み合わせを決め外形を整えます。 【5】 仮ネジ調整 仮ネジをはめて、輪郭を削ります。 【6】 合い符号打ち ペアに成るもの同士に、同じ符号を打ちます。 【7】 刻印打ち 飛庄印や飛塚別製の刻印を打刻します。 【8】 羽布かけ 握りの部分に羽布をかけます。 【9】 裏だし 切り刃、受け刃に裏スキやひねりをつけます。 【10】 黒染め 握り部を酸化皮膜によって黒くして、錆にくくします。 3. 仕上げ工程 2 【1】 焼き入れ 鋼に硬度を持たせる為、加熱後(約800℃)急冷します。 【2】 焼戻し 鋼に靭性を持たせる為、約200℃で再加熱します。 【3】 裏だし 焼き狂いを矯正しながら2.-【9】の工程を繰り返す。 【4】 刃付け 蛤状に刃を付けて、鏡面に成るまで繰り返し磨く。 【5】 磨き 平面やその他を磨く。 【6】 裏刃取り 刃の先端を裏から#2000の砥石でおとす。 【7】 マクレ取り 砥ぎマクレをアルカンサス(天然砥石)で取り除く。 【8】 ネジ締め ガタが無くスムーズに開閉する様ネジを締める。 【9】 アサリ調整 元から先まで点で合う様に調整する。 【10】 各部品取り付け バネ、皮その他の取り付け。 4. 出荷準備 【1】 油ひき 汚れをふき取り、防錆油を塗る。 【2】 包装 防錆紙で包み、ビニール袋、箱入れをする。 |
歴史 | 山形打刃物の歴史は古く、室町時代の延文元年(1356年)斯波兼頼(最上義光の始祖)が山形に入部した際、召抱えの鍛治師らによって鍛冶集落が形成され、武具や農具類を製造したのが始まりとされています。
この、伝統の鍛造、手造りから生み出される逸品は、切れ味とその持続性において他の追従を許さず、数多くの方々より好評を博してあおります。 さらに、その品質の高さは科学的にも証明され(山形工業技術センター開発、計量研究所製切れ味試験機KC-4型による測定や、硬度、焼き入れ組織、刃先角とその粗度・・・etc)安心して、永年ご使用して頂けるものと確信しております。 |
関連URL | http://www.tobisho.jp/ |
◆展示場所
◎飛塚製鋏所
〒990-0813 山形県山形市桧町1丁目10-7
TEL : 023-684-5211 / FAX : 023-684-5209
定休日 : 日曜、祝日
◎山形市産業歴史資料館
〒990-2351 山形市鋳物町10番地
TEL : 023-643-6031
開館時間 : 9:00~17:00
定休日 : 日曜、祝祭日、年末年始
入館料 : 無料
駐車場 : 30台