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主要製造地域:青森県 |

裂織とは『物を大切にする 女性たちの知恵』から生まれた織物です。
着古した着物や古布・端布などを利用して織られてきました。
木綿糸を経(たて)糸に、細く裂いた布を緯(よこ)糸にして、地機(じばた)で織ったもので、赤い覆輪(ふくりん)(額縁)のカラフルな色合いの炬燵がけが特徴です。
赤い覆輪は火伏せの力があると信じられていましたし、昔の農村の女性たちが暗い部屋を少しでも明るくしたいという願いを込めて織ったものです。
[青森県伝統工芸品]
提供 : 南部裂織保存会 様

素材 | 古布・木綿糸など |
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製法・工法 | 南部裂織の工法ですが、地機もしくは高機を使って織る工法がございますが、ここでは地機による工法をご紹介いたします。
男(お)巻きにまいた経糸を地機に設置し、機の前に座って、糸綜絖(いとそうこう)を上げ下げするための紐を足に結び、腰当てで女(め)巻きを体に固定し、体で経糸を張り、体を機と一体化し、足を前に出したり、引いたりして織っていきます。 全体の流れとしては以下の通りです。 【1】 緯(ぬき)作り ↓ 【2】 経糸の整経 ↓ 【3】 筬(おさ)通し ↓ 【4】 男巻き ↓ 【5】 綾越し ↓ 【6】 糸綜絖をつくる ↓ 【7】 機揚げして織る 写真つきで 詳細をご確認いただけます。 詳細はこちら |
歴史 | 寒冷な気候のため、綿を生産できなかった雪国では、古くから着るものといえば、麻布・藤布・科布を自分たちで織ったものでした。
江戸時代 暖かい綿はとても貴重で、手に入るのは大阪から、日本海を北前船で運ばれた木綿や古手木綿でした。 それらの布は大切に使われ、ほんの端布も粗末にすることなく、重ねて刺し子にしたり、最後には裂いて、経糸に麻を張り、緯(横糸)にこの裂いた布を織り込んで、夜着・仕事着・帯・前掛けなどにしました。 |
関連URL | https://sakiori.jp/ |
◆展示場所
匠工房「南部裂織の里」 南部裂織保存会
〒034-0051 青森県十和田市大字伝法寺字平窪37番21号 道の駅とわだぴあ内
TEL&FAX : 0176-20-8700
営業時間 : 10:00~16:00
休館日 : 月曜日(但し月曜が祝、祭日の場合は、翌日火曜休館)
◆イベント開催
匠工房「南部裂織の里」 裂織体験
裂織体験ができます。
TEL : 0176-20-8700
※当日の体験の受け付けは14:45まで、5人以上は要予約