総数:400件
総数:400件
- 北海道 (3)
- 青森県 (10)
- 岩手県 (6)
- 宮城県 (7)
- 秋田県 (8)
- 山形県 (11)
- 福島県 (13)
- 茨城県 (6)
- 栃木県 (8)
- 群馬県 (6)
- 埼玉県 (11)
- 千葉県 (6)
- 東京都 (14)
- 神奈川県 (5)
- 新潟県 (10)
- 富山県 (10)
- 石川県 (12)
- 福井県 (12)
- 山梨県 (7)
- 長野県 (7)
- 岐阜県 (10)
- 静岡県 (9)
- 愛知県 (14)
- 三重県 (14)
- 滋賀県 (9)
- 京都府 (17)
- 大阪府 (10)
- 兵庫県 (11)
- 奈良県 (8)
- 和歌山県 (6)
- 鳥取県 (6)
- 島根県 (11)
- 岡山県 (6)
- 広島県 (8)
- 山口県 (5)
- 徳島県 (4)
- 香川県 (7)
- 愛媛県 (9)
- 高知県 (5)
- 福岡県 (12)
- 佐賀県 (7)
- 長崎県 (6)
- 熊本県 (9)
- 大分県 (2)
- 宮崎県 (8)
- 鹿児島県 (7)
- 沖縄県 (8)
主要製造地域:奈良県 |
《特徴》
奈良墨は、古くは天平時代から1,300年の歴史をもつ奈良を代表する伝統工芸品です。
奈良時代に興福寺で作られた墨は、南都油煙と呼ばれ、品質の良さから全国的に有名になりました。
現在、書道の発展と共に墨に対する多様なニーズが生まれ、これらのニーズに応えるため、新製品の開発や品質の向上に力が注がれています。
提供 : 奈良製墨組合 様
奈良墨は、古くは天平時代から1,300年の歴史をもつ奈良を代表する伝統工芸品です。
奈良時代に興福寺で作られた墨は、南都油煙と呼ばれ、品質の良さから全国的に有名になりました。
現在、書道の発展と共に墨に対する多様なニーズが生まれ、これらのニーズに応えるため、新製品の開発や品質の向上に力が注がれています。
提供 : 奈良製墨組合 様
素材 | 墨は炭素末(すす=煤(主なものに松煙・油煙))、膠(にかわ)と香料、水。 |
---|---|
製法・工法 | 【1】 膠(にかわ)を溶かす
湯煎(ゆせん)という方法で行ないます。 熱湯にわかした釜のなかに膠と水を入れた器をつけ、二重釜で溶かします。 【2】 練り合わせ 膠が溶けたら、煤とを充分練り合わせます。煤、膠液、香料をニーダ(撹拌機)に入れ粗練りし、餅のようになった墨玉を、もみ板の上で、手もみ、足ねりで充分練りあげます。 【3】 型入れ 充分練り上がった墨玉をちぎって秤で計り、さらによく練り木型に入れてプレス機にかけ、圧縮し墨の形をつくります。 【4】 乾燥 木型から出した墨を木灰に紙を敷き、並べ、さらに紙をしき、木灰をきせます。表面ばかりが乾燥してひび割れするので、少しづつ水分の少ない灰に入替えながら、全体をゆっくり乾燥させます。 灰の乾燥を7~20日間つづけ、ある程度堅くなった墨をわらで編んで天井から吊し、30~90日間乾燥させます。 【5】 水洗い・磨き 墨が乾きが上がったら、乾燥中に付着した灰やわらを水洗いして、上薬をかけます。 *墨の表面仕上げには、つや消し(生地仕上げ)と、ハマグリ貝でつやを出す(光沢仕上げ)があります。 【6】 再乾燥 磨き終わった墨は再び乾燥室に入れ、井型に桟積み(さんずみ)して一ヵ月置きます。 【7】 仕上げ その後、表面の文字や絵柄に彩色し、箱に収め包装します。 |
歴史 | 平安時代には、我国の各地で作られていた墨も、時代の変遷と共に次第に途絶えていきます。その中で奈良の墨は、寺社を中心に作り続けられてきました。
奈良の墨の歴史をひもとくに、興福寺との関係が大変重要です。 奈良時代に藤原氏の氏寺として興福寺が建立せられ、藤原氏の隆盛と共に興福寺の財力が豊かになり、灯明に使う胡麻油・筆記や写経・春日版と言われる木版摺りの経典に使う墨の生産などを一手に引き受けていました。 興福寺ニ諦坊(にたいぼう)に造墨手を置き、かなりの量がつくられていたと伝えられています。 |
関連URL | http://www.sumi-nara.or.jp/index.html |