総数:400件
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主要製造地域:滋賀県 |
《特徴》
うわぐすりをかけないで焼く自然釉なので、灰が溶けて自然にうわぐすりをかけたようになること(ビ-ドロ釉という) 。
焼成することによって表面にほの赤く、あるいは薄いかき色のような色になること。
薪の灰に埋まる部分が焦げにより黒褐色になった溶岩のような色になること。
これらが登り窯・穴窯における信楽焼の特徴であり、「古信楽」と呼ばれる信楽特有の土味を発揮して、素朴で暖かい情感を表わしています。
他にも植木鉢や火鉢に見られる「なまこ釉(日本海の海の色-濃青-に近い)」、また、絵付の商品が少ないためか釉薬の種類が多く、大物造りの成型、乾燥、焼成技術なども信楽焼の代表的な特徴です。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供:信楽陶器工業協同組合 様
うわぐすりをかけないで焼く自然釉なので、灰が溶けて自然にうわぐすりをかけたようになること(ビ-ドロ釉という) 。
焼成することによって表面にほの赤く、あるいは薄いかき色のような色になること。
薪の灰に埋まる部分が焦げにより黒褐色になった溶岩のような色になること。
これらが登り窯・穴窯における信楽焼の特徴であり、「古信楽」と呼ばれる信楽特有の土味を発揮して、素朴で暖かい情感を表わしています。
他にも植木鉢や火鉢に見られる「なまこ釉(日本海の海の色-濃青-に近い)」、また、絵付の商品が少ないためか釉薬の種類が多く、大物造りの成型、乾燥、焼成技術なども信楽焼の代表的な特徴です。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供:信楽陶器工業協同組合 様
素材 | 木節粘土・蛙目粘土・実土粘土・珪長石 |
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製法・工法 | 【1】粘土の採土
木節粘土・蛙目粘土などの粘土(原土)を乾燥させ、特殊な機械で粉砕し、水で混ぜ合わせて練ります(乾式製法)。現在はその製法に合わせてミルによる湿式製法も導入しています。湿式製法に比べ、乾式製法は信楽焼独自の荒削りでざっくりした感じの陶土ができあがります。おもに信楽焼では約20種類の陶土が使われています。 【2】成型 ロクロでの手作り、石膏型による型作り、鋳込およびマシ-ン成型などつくるものに合わせた製法で成型をし、乾燥室または天日に干して乾燥させます。 【3】素焼と施釉 乾燥した作品を窯に入れ、750度前後で焼成し、素焼が完成します。これに釉薬(うわぐすり)をかけ、施釉します。 【4】仕上げ 作品により浸しがけ、流しがけ、吹きがけなど様々な方法があります。施釉したものを窯に詰め1300度前後の高温で本焼し、検査を受け販売されます。 |
歴史 | 信楽は、日本六古窯の一つで1250年の伝統を誇る日本最古の産地です。
その始まりは、天平14年聖武天皇が紫香楽宮の造営に着手されたときに、布目瓦、汁器の須恵器を焼かれたことに始まり、その後、水がめ、種壷、茶壷、茶器、徳利、火鉢、植木鉢など大物から小物に至るまで信楽焼独特の「わび」「さび」を残し今日に至っています。 古代日本の歴史から見ると信楽は朝鮮文化の影響を受け、日本の文化として栄えていた近畿地方の中心にあり、古代の主要道になっていたことや焼きものにふさわしい土が沢山あったことから、当時の天皇が宮を造営するには理想的な土地たったのです。 室町・安土・桃山時代には茶陶が盛んになり、さらに江戸時代には茶壷の生産が盛んとなり、商業の発達に伴い、日用の雑貨類が造られるようになりました。明治時代になると、うわぐすりが研究され火鉢生産が盛んになり昭和30年代前半まで主製品でした。その後、植木鉢や花瓶等が生産され現在に至っている。 最近は、傘立・タイル・庭園用品・食器・置物などが生産されています。中でも「狸」の置物は有名です。昭和51年伝統的工芸品として指定され、信楽は陶器の町として全国に知られています。 |
関連URL | http://593touki.jp/ |
◆展示場所
信楽伝統産業会館
開館時間 9:00から17:00
定休日など 木曜、年末年始
滋賀県甲賀市信楽町長野1142 TEL:0748-82-2345