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主要製造地域:北海道 |

◆アミプ-アイヌ民族の衣装(木綿衣)◆
木綿衣とは、本州との交易などで手に入れた木綿の古布などで作った衣服のことです。
木綿衣には、4種類のパターンがあります。それぞれに切伏文様や切り抜き文様を衣服の上に置き、その上にまた刺繍が施されます。
◆足と手を守る大切な衣服-ホシ・テクンペ◆
ホシは脛(すね)に、テクンペは手にはめるものです。
山歩きや農作業のときに身につけたり、儀式の時など正装のときも刺しゅうの入ったものを身をつけていました。
【ホシ・テクンペ-贈り物、大人としての証明】
結婚は恋愛であっても、許婚(いいなずけ)であっても、多くの場合婚約期間があり、お互いの好意を示す贈り物の交換が行われました。女性は、ホシやテクンペなど心を込めて刺しゅうを入れ、男の人にプレゼントしたと言われています。
男性は、自分で彫刻をした小刀、針入れなどを贈りました。
◇アイヌ文様-アイヌシリキについて◇
衣服や道具につけられる模様のことですが、アイヌ民族の模様は文様(もんよう)と表します。アイヌ民族の文様は、アイウシ文とモレウ文という、渦巻き模様が最もよく知られています。 衣服につけられる文様は、布を切って衣服につけたり、刺しゅうをしたりして作ります。アイヌ民族の文様は母から娘へ受け継がれます。 こうしてつくられる文様にも、地域ごとに特徴があります。刺しゅうの文様には魔よけの意味があると言われますが、地域や人によってさまざまに言われています。
提供 : 札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン) 様

素材 | 木綿など |
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製法・工法 | アミプ-4つの民族衣装
【チカルカルペ】ci-kar-kar-pe(※写真は木綿衣ではなく樹皮衣) まっすぐの布を張り付けた切伏文様の上に刺繍を施した着物。 地域:北海道のほぼ全域に見られるが、特に日高西部東部、北海道西海岸 【ルウンペ】ruunpe 木綿、絹、メリンス、晒(さらし)などの布をつなぎ合わせた切伏文様に、刺繍を施した着物。木綿衣の中での極めて華やかで、手の込んだ衣類。 地域:北海道南西部の八雲(やくも)、有珠(うす)、虻田(あぶた)などの噴火湾沿い、太平洋岸の室蘭、白老(しらおい) 【カパリミ】kapar-imi 大きめの白い布を切り抜きで文様にし、刺繍を施した着物。 地域:北海道太平洋岸の日高東部に多い。 【チンヂリ】cinjir 刺繍だけで文様を入れた木綿衣。 地域:北海道全域に残る。刺繍文様のつけ方は、十勝、静内、上川など異なる。 |
関連URL | http://www.city.sapporo.jp/shimin/pirka-kotan/ |
◆展示場所
札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)
〒061-2274 北海道札幌市南区小金湯27
TEL : 011-596-5961 / FAX : 011-596-5967
開館時間 : 8:45~22:00(展示室と庭園は9:00~17:00)
休館日 : 月曜、祝日、毎月最終火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料金 : 無料
展示室観覧料 : 一般 200円、高校生 100円、中学生以下 無料
駐車場 : 無料 乗用車54台、大型バス5台収容