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「唐戸山神事相撲」は、相撲好きであったといわれる羽咋神社の祭神・磐衝別命(いわつくわけのみこと)の遺徳をしのんで、毎年、命日の9月25日に行われている相撲です。
「唐戸山相撲」が行われる場所は、四方にかがり火が炊かれ、すり鉢状の地形の中央に土俵を設けた、日本最古と伝えられている野外の相撲場です。一説には、唐戸山の土を掘ってミコトの御陵を作ったからすり鉢状となったともいわれています。
また、この神事相撲は、「東」「西」ではなく、邑知潟を中心に、越中と加賀方面を「上山(かみやま)」、能登方面を「下山(しもやま)」と呼びます。
相撲の取り方としては、伝統に従って「水なし、塩なし、まったなし」の二番勝負で競います。前弓、中弓と進み、奥弓といわれる結びの一番が行われ、大関が決まります。最後に大関に決まった力士は仲間に肩車をされて、相撲神の待つ羽咋神社まで凱旋して奉納します。
「唐戸山神事相撲」の前日の9月24日と当日25日は、羽咋神社となりの本念寺で大法要(羽咋法事)が営まれ、羽咋駅前から国道までの約550mの商店街は、終日、歩行者天国となり、道路両脇に様々な露店が軒を並べて賑わいます。羽咋では初秋を飾る伝統的な行事になっています。
[石川県指定無形民俗文化財] [羽咋市指定無形民俗文化財]
提供: 羽咋市商工会 様
所在地 | 石川県羽咋市南中央町 |
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展示場&開催場所 | 唐戸山相撲場
住所:石川県羽咋市南中央町ユ74 日時:毎年9月25日 入場料:無料 |
問い合わせ先 | 羽咋市商工会
TEL 0767-22-1393 |
アクセス | 羽咋駅から徒歩7分
(当日は臨時駐車場が相撲場入口向かいに設置されます) |
観るポイント | 約2000年の歴史を持つ日本最古の相撲は、昔ながらの作法で行われるとても伝統的な神事です。神事の当日は、相撲のトーナメント以外にも、「神事太鼓」や「相撲甚句(すもうじんく)」などが海上をさらに盛り上げます。
また、相撲場に併設されている「唐戸山資料展示室」では、神事相撲の資料はもちろん、石川県で開催されている相撲大会の資料も展示されています。 |
伝統文化の 体験・一般参加 |
「唐戸山神事相撲」を見学いただけます。
すり鉢状の観覧場所では座るための敷物が必要です。また、夕刻以降は冷え込むことが多く寒さ対策が必要となりますので、ご注意ください。 |