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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
泣き相撲 | 郷土芸能・民俗芸能 カテゴリ

総数:127件

伝統文化

泣き相撲
伝統文化の分類 郷土芸能・民俗芸能
文化名 泣き相撲



《特徴》
子供の健やかな成長を祈願して開催されている行事。鹿沼市樅山町の「生子神社の泣き相撲」は、毎年9月19日(日曜日でない時は次の日曜日)の秋の例祭で実施されます。

安産子育ての守護神として信仰の厚い生子神社の境内の土俵に、役員氏子がまわし姿の力士に扮し、東西の土俵から幼児同志を抱きかかえ、掛け声と共に頭上高く振り上げて取組ませ、先に泣いたほうを勝ちとする行事でしたが、現在では勝ち負けはありません。

『泣く子は育つ』という縁起をかついだ習俗が奉納相撲に取り入れられた全国でも珍しい行事で、当日は御神徳をいただいて幼児の健康や健やかな成長を祈願するため、全国から多くの方が集まります。

また、泣き相撲の開催される「生子神社(いきこじんじゃ)」には以下のような言い伝えが残っています。

『昔、流行病で子供を亡くした夫婦がいて、嘆き悲しんだ夫婦は我が子の亡骸を背負い、神社の境内の泉で水行を行い、我が子の蘇生を祈りました。「毎年、お供え物をしてお祭りをします。」と願ったところ、その3日後に子供が大声をあげ泣き出して生きかえりました。』

「泣き相撲」とは、そんな不思議な言い伝えのある神社で行われる、子供の健康を願うための行事なのです。

[国選択無形民俗文化財、鹿沼市指定無形民俗文化財]
提供: (一社)鹿沼市観光協会 様



所在地 栃木県鹿沼市樅山町1167
展示場&開催場所 栃木県鹿沼市樅山町 生子神社
問い合わせ先 (一社)鹿沼市観光協会
TEL:0289-60-6070 FAX:0289-62-5666
アクセス 電車: 東武日光線樅山駅から徒歩12分
バス: リーバス口粟野線「生子神社入口」下車徒歩8分
観るポイント 全国的に有名な「泣き相撲」は、テレビ・ラジオ・各新聞雑誌等によって紹介されています。元気に泣く赤ちゃんを見て、おもわず顔がほころぶこと間違いなしでしょう。
伝統文化の
体験・一般参加
参加年齢:生後6か月位の首の据わったお子様~3才位まで
参加費:5,000円
参加方法:完全予約制(1,000名)となっております。
お電話でのご予約はできません。詳しくはホームページをご覧ください。
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