総数:127件
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《特徴》
「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」の歌詞で知られる郡上おどりは400年にわたって城下町郡上八幡で歌い踊り続けられてきたもので、江戸時代に城主が士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい。」と奨励したため年ごとに盛んになったものです。そんな歴史背景から郡上おどりは誰もが、つまり観光客も地元の人もひとつ輪になって踊るという楽しさがあるのです。ここに郡上おどりは「見るおどり」ではなく「踊るおどり」といわれる理由があります。お囃子と下駄の音、それに川のせせらぎが重なって山あいにこだまする夏の夜の風情。圧巻は徹夜で踊る盂蘭盆会の夜明け近く、東の空が白々と明けゆく頃。その時は歌い手と踊り手の息がピッタリと合って夏の夜の短かさを惜しむように踊りがつづきます。
【郡上踊の踊られる期間】
7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。 日本一のロングランの盆おどりで、郡上八幡の夏はおどりとともに始まり、おどりとともに終わるといえます。会場はひと晩に1カ所ずつ。これは町内あちこちでの縁日祭りにちなんでおこなわれるもので、新旧入り交じった感じがしないでもないですが、そのうちの多くからこの町に残る伝統や風習を垣間見ることができます。踊り会場はひと夏で市街地を一巡し、城下の町並みの中や辻の広場で踊る日もあ れば、昔ながらに神社の境内が会場になる日もあります。また山の中腹のホテルの駐車場までご足労ねがう日もあります。開催時間は平日と日曜日が大体8時から10時半、土曜日は8時から11時までが基本ですが、特別な催しがある場合は変更される場合があります。なおクライマックスの徹夜おどりは、8月13,14,15,16日の4日間です。
【郡上踊りの衣装】
踊りに必要な衣装はありません。誰でも気軽に参加できるのが郡上おどりの魅力のひとつです。でも「Tシャツでいいや」と出かけてしまった人も郡上八幡に着くと「しまったぁ!浴衣(ゆかた)にすればよかった」ときっと後悔しますよ。それは郡上八幡という町は来てみるとわかるのですが、日本の夏風情がたっぷりの町であり、浴衣(ゆかた)なんかがバッチリ似合う町であるからです。それに初めての郡上おどりで多少ぎこちない動きも浴衣だとそれなりにサマになるから不思議です。そんな人のためにしゃれたデザインの浴衣をレンタルする呉服店もあ ります。また下駄はぜひご用意ください。下駄を鳴らす音が、踊りの調子を高めるのが郡上おどりの特徴です。町のゲタ屋さんに飛び込めば足にぴったりの台にお好きな鼻緒を据えて世界でただひとつのあなた用の下駄をその場で作ってくれますし、何よりの旅のおみやげになります。
【おどりの種類】
郡上おどりの種類は全部で10種類。 種類が多いのも郡上おどりの特徴です。これは江戸時代に城下での盆おどりを奨励するため郡上の藩内のあちこちの村に伝わっていたおどりを集めたためといわれます。最初にはじまるのが「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる…」の歌詞でよく知られている「かわさき」。旅館の会席料理にたとえるなら情緒豊かな前菜盛り合わせというところでしょうか…。次に出てくるお刺し身にあたるのが活きのいい「春駒」。日本の民謡には珍しいアップテンポの踊りです。焼き物の鮎の塩焼で骨抜きにてこずるように「三百」はちょっと間違えやすい踊り。次の落ち着いた調子の「やっちく」は煮物にあたります。「げんげんばらばら」と変わった名前で動きの早いこの踊りはいわば揚げ物。おすすめの強肴にあたるのが特徴ある「さわぎ」か「猫の子」。 たらふく食べて、呑みすぎて最後の水物はサラリと後味のよい「まつさか」といえるかもしれません…。こういった踊りの配列は先人のアイデアとはいえスポーツ科学の上でも、とても合理的な順序になっていることが学説でも証明されています。郡上おどりが徹夜ででも延々と踊り続けられる理由はここにあるのです。
[国指定重要無形民俗文化財]
提供: 郡上八幡観光協会 様
「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」の歌詞で知られる郡上おどりは400年にわたって城下町郡上八幡で歌い踊り続けられてきたもので、江戸時代に城主が士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい。」と奨励したため年ごとに盛んになったものです。そんな歴史背景から郡上おどりは誰もが、つまり観光客も地元の人もひとつ輪になって踊るという楽しさがあるのです。ここに郡上おどりは「見るおどり」ではなく「踊るおどり」といわれる理由があります。お囃子と下駄の音、それに川のせせらぎが重なって山あいにこだまする夏の夜の風情。圧巻は徹夜で踊る盂蘭盆会の夜明け近く、東の空が白々と明けゆく頃。その時は歌い手と踊り手の息がピッタリと合って夏の夜の短かさを惜しむように踊りがつづきます。
【郡上踊の踊られる期間】
7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。 日本一のロングランの盆おどりで、郡上八幡の夏はおどりとともに始まり、おどりとともに終わるといえます。会場はひと晩に1カ所ずつ。これは町内あちこちでの縁日祭りにちなんでおこなわれるもので、新旧入り交じった感じがしないでもないですが、そのうちの多くからこの町に残る伝統や風習を垣間見ることができます。踊り会場はひと夏で市街地を一巡し、城下の町並みの中や辻の広場で踊る日もあ れば、昔ながらに神社の境内が会場になる日もあります。また山の中腹のホテルの駐車場までご足労ねがう日もあります。開催時間は平日と日曜日が大体8時から10時半、土曜日は8時から11時までが基本ですが、特別な催しがある場合は変更される場合があります。なおクライマックスの徹夜おどりは、8月13,14,15,16日の4日間です。
【郡上踊りの衣装】
踊りに必要な衣装はありません。誰でも気軽に参加できるのが郡上おどりの魅力のひとつです。でも「Tシャツでいいや」と出かけてしまった人も郡上八幡に着くと「しまったぁ!浴衣(ゆかた)にすればよかった」ときっと後悔しますよ。それは郡上八幡という町は来てみるとわかるのですが、日本の夏風情がたっぷりの町であり、浴衣(ゆかた)なんかがバッチリ似合う町であるからです。それに初めての郡上おどりで多少ぎこちない動きも浴衣だとそれなりにサマになるから不思議です。そんな人のためにしゃれたデザインの浴衣をレンタルする呉服店もあ ります。また下駄はぜひご用意ください。下駄を鳴らす音が、踊りの調子を高めるのが郡上おどりの特徴です。町のゲタ屋さんに飛び込めば足にぴったりの台にお好きな鼻緒を据えて世界でただひとつのあなた用の下駄をその場で作ってくれますし、何よりの旅のおみやげになります。
【おどりの種類】
郡上おどりの種類は全部で10種類。 種類が多いのも郡上おどりの特徴です。これは江戸時代に城下での盆おどりを奨励するため郡上の藩内のあちこちの村に伝わっていたおどりを集めたためといわれます。最初にはじまるのが「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる…」の歌詞でよく知られている「かわさき」。旅館の会席料理にたとえるなら情緒豊かな前菜盛り合わせというところでしょうか…。次に出てくるお刺し身にあたるのが活きのいい「春駒」。日本の民謡には珍しいアップテンポの踊りです。焼き物の鮎の塩焼で骨抜きにてこずるように「三百」はちょっと間違えやすい踊り。次の落ち着いた調子の「やっちく」は煮物にあたります。「げんげんばらばら」と変わった名前で動きの早いこの踊りはいわば揚げ物。おすすめの強肴にあたるのが特徴ある「さわぎ」か「猫の子」。 たらふく食べて、呑みすぎて最後の水物はサラリと後味のよい「まつさか」といえるかもしれません…。こういった踊りの配列は先人のアイデアとはいえスポーツ科学の上でも、とても合理的な順序になっていることが学説でも証明されています。郡上おどりが徹夜ででも延々と踊り続けられる理由はここにあるのです。
[国指定重要無形民俗文化財]
提供: 郡上八幡観光協会 様
所在地 | 郡上市八幡町内各地 |
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問い合わせ先 | 郡上八幡観光協会
〒501-4222 岐阜県郡上市八幡町島谷520-1 TEL:0575-67-0002/FAX:0575-67-1771 |
観るポイント | 郡上おどりにおこしになってみなさんがちょっとびっくりされるのは男性の踊り手がとても多いことです。これはたぶん郡上おどりの振り付けがこぶしを上げたり、地面を蹴ったり、どちらかというと力強い動きがあるので男性にも違和感が生まれないためだと思います。盆踊りというとついつい女性(特におばちゃん)が主役になってしまいがちですが、そのRevenge(仇討ち)というか、男性復権とでもいいましょうか。「男だって踊りたいんだぞ!」そんな声なき声に応えてくれる盆おどりです。 |
伝統文化の 体験・一般参加 |
観光客の方も、一緒に踊ることができます。
詳しい日程は こちら を参照ください。 |
URL | http://www.gujohachiman.com/kanko/index.html |