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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
チャンチャコ踊り | 郷土芸能・民俗芸能 カテゴリ

総数:127件

伝統文化

チャンチャコ踊り
伝統文化の分類 郷土芸能・民俗芸能
文化名 チャンチャコ踊り



《特徴》
横山神社は、揖保川の源流に近い宍粟市一宮町横山に鎮座するお宮ですが、横山神社は中世の田楽に由来する神事芸能である「チャンチャコ踊り」が奉納されることで著名な神社です。チャンチャコ踊りは「神子踊り」ともいいい、毎年9月17日に奉納されます。市内では横山神社のほか、波賀町原、波賀町引原、千種町鷹巣でも同様の神事芸能が奉納されます。
言い伝えによりますと、今を去ること550年ほど昔、当地は大干ばつに見舞われ村は疲弊を極めておりましたが、たまたま通りかかった諸国廻国中の伊勢国桑名の山伏が村人に踊りを教え、村の家が3軒になるまで踊りを奉納すると願をかけたのが始まりといいます。これにより大干ばつは収まり村は救われ、それ以後約束どおり奉納されているのだそうです。
踊りは十番あり、いずれも10人ほどの子供たちが、笛・鉦・太鼓に合わせ、囃子唄を歌いながら踊りますが、囃子唄は、永正15年(1518)に成立した『閑吟集』の歌と一致、共通するものが多く、この芸能の成立時期が推測させます。地元に残された記録では、チャンチャコ踊りを伝えた山伏は文明元年(1469)に死去したということです。
いずれにせよ、室町時代後期頃の風俗を今に伝える貴重な踊りであることは疑いありません。

[宍粟市無形文化財]


所在地 兵庫県宍粟市
展示場&開催場所 横山神社