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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
大河内のシカオイ行事 | 祭り カテゴリ

総数:128件

伝統文化

大河内のシカオイ行事
伝統文化の分類 祭り
文化名 大河内のシカオイ行事



《特徴》
「大河内(おおこうち)のシカオイ行事」は、旧暦3月3日(現在の暦では毎年4月中旬)に天龍村の南西部に位置する大河内地区池大神社で開催されます。

これは鳥獣の被害や天災を免れて豊作を祈願する祭りとされ、境内前庭に藁(わら)で作った雌雄の鹿が2頭並べられます。胴は藁、足や角は楓、舌は杉板で作り、お腹には小豆飯を入れて注連縄で飾り付けます。

拝殿前に狩人役の禰宜(ねぎ)、前庭の鹿を挟んで勢子(せこ)2人が向き合うと祭りが始まります。勢子は、狩りのときに鳥獣を追い出したり、逃がさないようにする役目の人で、注連縄を襷に掛け右手に棒を持ちます。

禰宜の命令の下、勢子に追い出された鹿は、禰宜の一矢で射止められます。

[ 国指定重要無形民俗文化財 ]
情報・画像提供 : 天龍村教育委員会 様


所在地 長野県下伊那郡天龍村大河内
展示場&開催場所 天龍村大河内 池大神社
住所 長野県下伊那郡天龍村神原大河内地区池大神社
日時 旧暦3月3日
問い合わせ先 天龍村教育委員会
TEL 0260-32-3206
アクセス 三遠南信自動車道天龍峡ICから車で50分
観るポイント ワラや楓などの自然の素材で作られた鹿を射抜くというユニークな行事です。他にも鹿のお腹の小豆飯を食べたり、餅投げをするなどといった楽しみもあります。
URL http://www.vill-tenryu.jp/tourism/festival_heritage/festival/sikaoigyouji/