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《特徴》
「佐渡の人形芝居」とは、新潟県佐渡島に所在する「説教人形」「のろま人形」「文弥人形」の三つの人形芝居の総称です。この人形芝居は、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。
【説教人形】
「説教節」の弾き語りに合わせて人形の衣裳の裾から手を差し込んで使う「裾突込み式」の一人遣いの人形芝居で、浄瑠璃が説教節であったことから「説教人形」の名がとられました。江戸時代に上方から伝来されたといわれています。使用する人形は「でっつく人形」と呼ばれ、男人型の衣裳は盤領式とよばれる丸首襟のないものが多くあります。演目としては、「説教物」はもちろん、近松物や合戦物も多く、庶民の娯楽として受け継がれてきました。
【のろま人形】
「説教人形」の幕間に上演される人形芝居です。人形の遣い手同士のセリフによって物語が展開されていき、古くから庶民の娯楽の一つとして深く根をはりました。芝居は、土佐の方言がふんだんに使われており、時折アドリブも入るといった自由な演目です。間抜けで正直者の主役・木之助、人の好い下の長者、男好きのお花、貪欲でずる賢い仏師で構成され演じられます。
【文弥人形】
「文弥節」に合わせて遣う人形で、語りは江戸時代の延宝期から伝えられているものだといわれています。この「文弥人形」は、代々盲人の間に受け継がれていたものでした。明治になり、大崎屋松之助と文弥語りの伊藤常盤一が、座語りであった文弥節を「語り」に、単調であった人形の動きを細やかなものに工夫して作りだし、絶賛を博した人形芝居でもあります。使用される人形は「ガクガク人形」といって、衣裳の瀬の一部を裂いて手を入れて、サグリと呼ばれる糸で人形の首を操作します。
佐渡の人形芝居は、およそ250年前、佐渡の住民が京から人形ひと組を持ち帰って一座を起こしたのが始まりといわれています。明治末年には「説教」「文弥」をあわせて島内に30近い座があったほど盛んでした。しかし大正から昭和にかけて、浪花節や活動写真などの新しい娯楽の台頭で次第に下火になっていきました。
しかし、「説教節」も「文弥節」も、始祖の語りに近い形で残されているのは佐渡だけということで、近年この貴重な文化財を受け継ごうという保存活動が盛んになっています。現在全島で10あまりの座やグループが活動を続けています。
[ 国指定重要無形民俗文化財 ]
情報・画像提供 : 佐渡観光協会 様
「佐渡の人形芝居」とは、新潟県佐渡島に所在する「説教人形」「のろま人形」「文弥人形」の三つの人形芝居の総称です。この人形芝居は、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。
【説教人形】
「説教節」の弾き語りに合わせて人形の衣裳の裾から手を差し込んで使う「裾突込み式」の一人遣いの人形芝居で、浄瑠璃が説教節であったことから「説教人形」の名がとられました。江戸時代に上方から伝来されたといわれています。使用する人形は「でっつく人形」と呼ばれ、男人型の衣裳は盤領式とよばれる丸首襟のないものが多くあります。演目としては、「説教物」はもちろん、近松物や合戦物も多く、庶民の娯楽として受け継がれてきました。
【のろま人形】
「説教人形」の幕間に上演される人形芝居です。人形の遣い手同士のセリフによって物語が展開されていき、古くから庶民の娯楽の一つとして深く根をはりました。芝居は、土佐の方言がふんだんに使われており、時折アドリブも入るといった自由な演目です。間抜けで正直者の主役・木之助、人の好い下の長者、男好きのお花、貪欲でずる賢い仏師で構成され演じられます。
【文弥人形】
「文弥節」に合わせて遣う人形で、語りは江戸時代の延宝期から伝えられているものだといわれています。この「文弥人形」は、代々盲人の間に受け継がれていたものでした。明治になり、大崎屋松之助と文弥語りの伊藤常盤一が、座語りであった文弥節を「語り」に、単調であった人形の動きを細やかなものに工夫して作りだし、絶賛を博した人形芝居でもあります。使用される人形は「ガクガク人形」といって、衣裳の瀬の一部を裂いて手を入れて、サグリと呼ばれる糸で人形の首を操作します。
佐渡の人形芝居は、およそ250年前、佐渡の住民が京から人形ひと組を持ち帰って一座を起こしたのが始まりといわれています。明治末年には「説教」「文弥」をあわせて島内に30近い座があったほど盛んでした。しかし大正から昭和にかけて、浪花節や活動写真などの新しい娯楽の台頭で次第に下火になっていきました。
しかし、「説教節」も「文弥節」も、始祖の語りに近い形で残されているのは佐渡だけということで、近年この貴重な文化財を受け継ごうという保存活動が盛んになっています。現在全島で10あまりの座やグループが活動を続けています。
[ 国指定重要無形民俗文化財 ]
情報・画像提供 : 佐渡観光協会 様
所在地 | 新潟県佐渡市 |
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展示場&開催場所 | 新潟県内各地で上演されています。
詳しくは観光協会・各座・までお問合せください。 |
問い合わせ先 | 佐渡観光協会
TEL 0259-27-5000 |
アクセス | 新潟港から船に乗船後、両津港で下船。 |
観るポイント | 各演目によって使用する人形や舞台、節が変化する「佐渡の人形芝居」は観る人を飽かせることなく楽しませてくれます。長年遣い込まれた人形と遣い手の方の織りなす所作は、まさに一心同体です。 |
伝統文化の 体験・一般参加 |
【野浦伝統芸能伝承館】文弥人形芝居の体験が出来ます。
住所 新潟県佐渡市野浦3 TEL 0259-29-2412 時期 通年 詳細 体験は1名から 料金 20名まで1回2万円 それ以上の人数の場合は1人1,000円もしくは要相談。 【潮津の里】のろま人形作りが体験できます。 住所 〒952-0316 新潟県佐渡市背合38 TEL 0259-55-3311 時期 通年 詳細 体験は1名から 料金 1,300円 |