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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
白石踊(しらいしおどり) | 郷土芸能・民俗芸能 カテゴリ

総数:127件

伝統文化

白石踊(しらいしおどり)
伝統文化の分類 郷土芸能・民俗芸能
文化名 白石踊(しらいしおどり)



白石踊(しらいしおどり)《特徴》
「白石踊」は、岡山県笠岡市の白石島に古くから伝わる盆踊りで、現在では8月13日~16日に踊ります。

かつては旧暦の7月中旬から8月の初旬という長期に渡って、老若男女が夜を徹して踊ったといわれています。

「白石踊」は先祖供養の年中行事として踊られる他、旱ばつの年に行う雨ごい・雨喜びの感謝踊りの役目も担っています。起源としては、瀬戸内海で行われた源平水島合戦の戦死者の霊を弔うために始まったと言い伝えられますが、讃岐・塩飽本島に発生した念仏踊が形を変えて江戸時代に伝わってきたという説もあります。

最大の特徴は、1つの音頭(口説き)に合わせて何種類もの踊りを踊る点で、現在では13種類が伝わっています。年齢・性別によって踊り分けられています。

代表的な踊りをいくつかご紹介いたします。

【1】男踊
主に男性の壮年、老年層が踊ります。男性的でダイナミックな踊りです。

【2】女踊
主に中年以上の女性が踊ります。手首と膝の動きに特徴のある、女性らしさが感じられる踊りです。

【3】娘踊(月見踊)
主に若い女性が踊ります。女性的なやさしさを活かした踊りで、手の指を揃えて首を深く曲げて踊ります。

【4】奴踊
主に青年男性が踊ります。男踊ほどの激しさはありませんが素朴な男らしさを感じる事のできる踊りです。

【5】ブラブラ踊
白石踊の基本となる踊りです。動作の面では、他の踊りの足の動きの基本となっており、気楽な気持ちで長時間踊るときなどに踊るといわれています。

この他、「笠踊」などがあります。
それぞれ衣装や所作が異なった踊りが、1つのリズムに合わせて舞われる光景は、動的かつ優雅ですが、どこか哀調を帯びた印象も受けます。


[国指定重要無形民俗文化財]
提供: 笠岡市教育委員会 生涯学習課 様


所在地 岡山県笠岡市白石島
展示場&開催場所 岡山県笠岡市白石島
問い合わせ先 笠岡市教育委員会 生涯学習課文化係
TEL 0865-69-2155
アクセス 笠岡港より船に乗船(高速艇で約20分、普通船で約35分)
観るポイント 島の人々が受け継いできた伝統ある踊り。
近年では、島外からやってくる観光客のために浜辺で踊ったり、イベントで踊ったりなどといった機会も増えています。
浜辺で踊られる「白石踊」は沈む夕日や美しい瀬戸内の海と相まって、とても幻想的に映ります。
伝統文化の
体験・一般参加
「白石踊」の見学・体験ができます。
場所:白石島
日時:毎年8月13日、14日、15日、16日(お盆時期)
    別日にも観賞・体験ツアーを開催しております。
詳しくは… 笠岡市観光連盟 公式サイト