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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
泣き相撲 | 郷土芸能・民俗芸能 カテゴリ

総数:128件

伝統文化

泣き相撲
伝統文化の分類 郷土芸能・民俗芸能
文化名 泣き相撲



《特徴》
子供の健やかな成長を祈願して開催されている奇習行事、鹿沼市樅山町の「生子神社の泣き相撲」は、毎年9月19日(日曜日でない時は次の日曜日)を大祭日と定め実施されます。

安産子育ての守護神を祭神に祀る生子神社の境内の土俵に、役員氏子がまわし姿の力士に扮し、東西の土俵から幼児同志を抱きかかえ、掛け声と共に、頭上高く振り上げて取組ませ、先に泣いたほうを勝ちとする行事でしたが、現在では勝ち負けはありません。

この相撲の目的として、強固な精神力と頑健な体力を養い頭のいい子に育てる、ということがあります。また、御神徳をいただいて幼児の健康や健やかな成長を祈願するため、全国から多くの方が集まります。

また、泣き相撲の開催される「生子神社(いきこじんじゃ)」には以下のような伝説が残っています。
昔、流行病で子供を亡くした夫婦が、おりました。嘆き悲しんだ夫婦は我が子の亡骸を背負い、神社の境内の泉に水行のうえ我が子の蘇生を祈りました。毎年御供えものをしてお祭りをします、と願ったところ、その3日後に、なんと子供が大声をあげ泣き出して生き返ったのです。

「泣き相撲」とは、そんな不思議な言い伝えのある神社で行われる、子供の健康を願うための行事なのです。

[国選択無形民俗文化財、鹿沼市指定無形民俗文化財]
提供: 鹿沼市観光物産協会 様


所在地 栃木県鹿沼市樅山町1167
展示場&開催場所 栃木県鹿沼市樅山町 生子神社
問い合わせ先 鹿沼市観光物産協会
TEL:0289-60-6070 FAX:0289-62-5666
アクセス 電車: 東武日光線樅山駅から徒歩15分
バス: リーバス口粟野線「生子神社入口」下車徒歩10分
車: 東北自動車道鹿沼I.Cから15分(約7km)
タクシー: 東武日光線新鹿沼駅から約10分
観るポイント 全国的に有名な「泣き相撲」は、テレビ・ラジオ・各新聞雑誌等によって紹介されています。元気に泣く赤ちゃんを見て、おもわず顔がほころぶこと間違いなしでしょう。
伝統文化の
体験・一般参加
【参加】どなたでも「泣き相撲」にご参加いただけます。
参加費:4,000円(当日申込んで参加できます)
※事前申し込みは、鹿沼市観光物産協会(屋台のまち中央公園)で7月より受け付けています。事前申し込みの場合は、参加費:3,500円となっていますが、現金と引き換えになります。/屋台のまち中央公園の休園日:月曜日(祝日を除く)と年末年始/参加年齢:生後6か月位の首の据わったお子様~3才位まで