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安芸のはやし田 (新庄のはやし田) | 郷土芸能・民俗芸能 カテゴリ

総数:128件

伝統文化

安芸のはやし田 (新庄のはやし田)
伝統文化の分類 郷土芸能・民俗芸能
文化名 安芸のはやし田 (新庄のはやし田)



安芸のはやし田 (新庄のはやし田)《特徴》
「安芸のはやし田」とは、早乙女たちが囃子や田植歌にあわせて田植を行う行事のことです。
早乙女とは、田植歌を歌い、苗を植える女性たちのことです。囃子とは、田植歌をはやしたてるもので、大太鼓・小太鼓・手打鉦・笛といった楽器を使います。

「安芸のはやし田」は、山県郡北広島町新庄の「新庄のはやし田」と安芸高田市高宮町原田の「原田のはやし田」を一括しての総称です。1997年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

北広島町新庄の「新庄のはやし田」の特徴は、「八調子」というテンポの速さにあります。大朝の冷涼な気候に合わせ苗の間隔の密度が高い田植えをするため、一節が歌い終わるまでに8株が植えられたといわれています。仕事の能率を上げようと考えた、先人たちの知恵と工夫のたまものです。

このはやし田で重要になってくるのが、はやし田の責任者であり指揮官の「サンバイ」と呼ばれる役職です。作業の進行状況や早乙女さんの疲労度合を配慮しながら、田植歌を歌い出します。また、サンバイが手に持っている「サンバイ竹(ササラ)」の音頭に合わせて、囃子を指揮します。

[ 国指定重要無形民俗文化財 ]
提供: 北広島町観光協会 様


所在地 広島県山県郡北広島町新庄
展示場&開催場所 北広島町大朝鳴滝(大朝鳴滝渓谷入口)
問い合わせ先 北広島町観光協会
TEL 0826-72-6908
アクセス 浜田自動車道「大朝I.C」から車で10分
観るポイント 田植歌や華やかな衣装はもちろん、美しく飾られた「飾り牛」も見どころです。いまでは機械化が進んでしまい、このような伝統工芸の場でしか見ることが出来なくなってしまった牛の代掻きですが、その種類は約100種類もあるといわれています。
伝統文化の
体験・一般参加
【「新庄のはやし田」見学】
「新庄のはやし田」を見学することができます。
開催場所 大朝鳴滝渓谷入口
       または 縮景園(広島市中区上幟町)
開催時期 大朝 … 毎年5月第2日曜日
       縮景園 … 毎年6月第2日曜日