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伝統工芸館 カテゴリ

総数:333件


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総数:333件

伝統工芸品沖縄県

沖縄県
工芸品の分類 陶磁器
工芸品名 壺屋焼

主要製造地域:沖縄県




《特徴》
壺屋焼の特徴は、その素朴さや力強さにあります。どっしりとした重量感のある器は、暖かみと風格が見る者や使う者に、白然に伝わってきます。これらは、長い伝統に培われた技法と、土と火によって産みだされるものです。

壺屋焼は、上焼(ジョーヤチ)と荒焼(アラヤチ)に大別されます。上焼は、粕薬をかけ高温で焼かれたものです。碗、皿、鉢、カラカラ、壺などの日常生活用品が多く、壺屋焼の主流です。荒焼は、別名南蛮焼ともいわれ、釉薬をかけず、もしくは泥釉やマンガン釉をかけ、焼き上げられます。製品としては酒甕、水甕類などの貯蔵を目的とした大型の容器を中心に作られています。

沖縄県は陶土に恵まれ、古我地、喜瀬、安富祖、 喜名、前兼久、島尻など各地で良質の粘土層が見られます。壺屋焼の持つ力強さや暖かさは、これらの土の持ち味が生かされているのです。

釉薬は、黒釉、飴釉(あめゆう)、呉須(ごす) などいずれも壺屋独特のもので、暖かみのある色あいを見せてくれます。成型は、ロクロ、押し型、型おこし、ひねりなどさまざまな技法があり、手作りの良さを十分に堪能させてくれます。

[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
写真・情報提供 : 壺屋陶器事業協同組合 様
情報提供 : 壺屋焼物博物館 様

素材 陶土、釉薬など
製法・工法 【上焼の製法】
陶土を粉砕し、ふるいにかけ、水簸(すいひ)を行って石や砂などを取り除いた後、土をねって素地土(きじつち)をつくります。ロクロや型などによって成形した後、化粧掛けを行い、さまざまな方法で飾りつけをし、釉薬をかけます。その後、十分に乾燥させて窯詰し、本焼を行います。
ほとんどの製品は本焼で完成しますが、赤絵の製品の場合、本焼した器に赤や緑、黄色などの色で上絵付(うわえつけ)を行い、焼付窯(やきつけがま)でもう一度焼き上げます。

【荒焼の製法】
陶土を細かく砕き、ふるいにかけ、土をねって焼物の素地になる土をつくります。成形はロクロや手びねり、ウシチキー技法などによって行われます。製品によっては、盛り付けなどの技法で飾りをつけ、泥釉やマンガン釉をかけます。その後、乾燥させて窯詰し焼成します。
歴史 琉球における焼物の歴史は、考古学的年代の土器を除くと、城跡から出土する高麗瓦等から始まります。琉球王朝が、海外貿易を盛んにしていた14~16世紀頃に中国や南方諸国の陶磁器が豊富に持ち込まれ、南蛮焼の技術が伝えられたのもその頃だといわれています。

しかし1609年に薩摩の島津藩が琉球に侵略、薩摩の治政下におかれ海外貿易が下火になると、琉球王朝の尚貞王は産業振興の目的で、薩摩から朝鮮人の陶工を招き、朝鮮式陶法の習得に力を入れ始めました。

この時から上焼が焼かれるようになり、今日の壺屋焼の主流を占める、伝統技術が培われたと伝えられています。そして1682年に王府の手によって美里村知花窯(現・沖縄市)、首里宝口窯、那覇湧田窯が牧志村の南に統合され、現在の「壺屋焼」が誕生しました。

王朝時代は技に磨きをかけた作品を王に献上、その功績によっては士族へとり立てられるなど高い評価を得ることもでき、多くの名工達が輩出されました。
関連URL http://www.tuboya.com/

◆展示場所
壺屋焼物博物館
 〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-9-32
 TEL : 098-862-3761 / FAX : 098-862-3762 
 開館時間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)
 休館日 : 月曜日(祝日にあたる場合は火曜日も休館)
       祝日(文化の日を除く)
       年末年始(12/28~1/4)






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