総数:400件
総数:400件
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主要製造地域:山梨県 |
《特徴》
甲州 加賀美は良質の粘土の産地であり、豊富な湧き水や燃料を採取する山が近くにあることから、古くから瓦産業が発達しました。
日本瓦は日本の気候に適応し、地震や台風に強いのが特徴です。また、特に1,000℃以上で焼成する粘土瓦は、不燃材としても認定された屋根材で、耐熱性に優れ遮音性も高いです。
8世紀以降、建物の安穏を願って鬼面を飾った瓦が用いられたため、「鬼瓦」と呼ばれるようになりました。時代の流れと共に変遷をたどり、江戸時代に現在見るような鬼瓦の原型が出来上がったと言われています。
またこの時代になると、一般民衆の家にも鬼瓦が姿を見せます。しかし近隣の家をにらみつけるので敬遠され、鬼面でない鬼瓦が飾られるようになりました。家紋を入れたもの、防火のために水という文字を入れたもの、福槌や宝珠など富を願ったものなど様々なデザインの瓦が作られました。
現在は建物の景観等から簡略化された鬼瓦が増えてきていますが、鬼瓦を屋根に載せているのは世界でも日本だけに見られる光景です。
[ 山梨県郷土伝統工芸品 ]
提供 : 若草瓦会館 様
甲州 加賀美は良質の粘土の産地であり、豊富な湧き水や燃料を採取する山が近くにあることから、古くから瓦産業が発達しました。
日本瓦は日本の気候に適応し、地震や台風に強いのが特徴です。また、特に1,000℃以上で焼成する粘土瓦は、不燃材としても認定された屋根材で、耐熱性に優れ遮音性も高いです。
8世紀以降、建物の安穏を願って鬼面を飾った瓦が用いられたため、「鬼瓦」と呼ばれるようになりました。時代の流れと共に変遷をたどり、江戸時代に現在見るような鬼瓦の原型が出来上がったと言われています。
またこの時代になると、一般民衆の家にも鬼瓦が姿を見せます。しかし近隣の家をにらみつけるので敬遠され、鬼面でない鬼瓦が飾られるようになりました。家紋を入れたもの、防火のために水という文字を入れたもの、福槌や宝珠など富を願ったものなど様々なデザインの瓦が作られました。
現在は建物の景観等から簡略化された鬼瓦が増えてきていますが、鬼瓦を屋根に載せているのは世界でも日本だけに見られる光景です。
[ 山梨県郷土伝統工芸品 ]
提供 : 若草瓦会館 様
素材 | 粘土・水など |
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製法・工法 | 【1】 こねる
まずは、こねから。 仕上がりをきめ細かな状態にするためにも、焼き上げた後に割れを防ぐためにも大切な作業です。 【2】 たたく こねる作業で抜ききれなかった空気を、机や板にたたきつけることで抜きます。 【3】 下絵を描く 鬼面の下絵を紙に描きます。 実物大に描いた下絵を、まずは粘土の下に敷き、土台を形成します。ある程度の土台が出来たら下絵はそっと外し、今度はそれを上に乗せて、つくりの部分をなぞります。 【4】 細部を作る 形を整えた鬼面本体は、角と眉・牙をつけます。 【5】 仕上げ 平らな木ベラを使ってなでたり、手でこすったりして最後の仕上げをします。 焼き上がりにつやを出すため、最後にキラ(雲母)をふります。3~4日 部屋の中で固まらせ、3~5日 天日に干して乾燥させたら、いよいよ釜入れです。 【6】 焼成 ガス釜に充分に乾かした作品を並べて入れ、焼き上げます。 |
歴史 | 南アルプス市(旧若草町)の瓦づくりは、江戸時代(約300年前)より始まったと言われています。甲州加賀美の地に、良質の粘土があったことが瓦産業が発展するきっかけとなりました。
戦後の最盛期には30数軒以上の瓦工房が建ち並び、質・量とも県内一の生産を誇っていたと言います。 山梨県郷土伝統工芸品認定の「甲州鬼面瓦」は、建物の安穏を祈り、屋根に飾られた「鬼瓦」をより身近なものにしようと、300年の瓦づくりで培ってきた技術を用いて開発されたものです。 |
関連URL | http://www.minamialps-shokokai.jp/kawara/ |
◆展示場所
若草瓦会館
〒400-0335 山梨県南アルプス市加賀美2605-5
TEL : 055-283-5870 / FAX : 055-283-5871
開館時間 : 9:30~16:30
休館日 : 月曜日(祝日の場合は翌日)
◆イベント開催
若草瓦会館
*瓦づくりの体験できます
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