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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
弥五郎どん | 神話・民話 カテゴリ

総数:128件

伝統文化

弥五郎どん
伝統文化の分類 神話・民話
文化名 弥五郎どん



弥五郎どん《特徴》
 弥五郎どんは宮崎と鹿児島に伝わる巨人伝説の主人公で、「山に腰掛けて海で顔を洗った」、「足跡が谷や池になった」などの逸話が残されています。その出自については諸説あり、和銅3(710)年創建と伝わる的野正八幡宮では、大和朝廷に抵抗して征討された隼人民族の首領であったと伝えられています。
 弥五郎どんは3兄弟であるという説があり、山之口町・的野正八幡宮が長男、鹿児島県曽於市大隅町・岩川八幡神社が次男、日南市飫肥・田ノ上八幡神社が三男といわれています。
 毎年11月3日に開催される山之口町の弥五郎どん祭りの浜殿下り(御神幸行列)では、身の丈4mの弥五郎どんが四輪台車にまたがって練り歩きます。山之口の弥五郎どんは質素な麻布の着物を着ていますが、それは「酒と賭け事が好きで身代をつぶした」ためとされています。しかし、年中薄着でも平気なことから、弥五郎どん祭りでその着物に触れると1年間病気をしないといわれています。

[宮崎県指定重要無形民俗文化財]

提供:山之口商工会


所在地 宮崎県山之口町
展示場&開催場所 的野正八幡宮(11/3) 弥五郎どんの館
問い合わせ先 弥五郎どんの館 (0986)57-3713
アクセス 的野正八幡宮
宮崎県都城市山之口町富吉1412番

弥五郎どんの館
宮崎県都城市山之口町富吉1702
観るポイント 弥五郎どんの館
弥五郎どんをはじめ山之口町の歴史や文化を実物やパネル、模型等を使って分かりやすく紹介しています。
URL http://www.miya-shoko.or.jp/yamanokuchi/history/history.htm