総数:401件
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主要製造地域:大阪府 |
《特徴》
良質の桐材を用いた「大阪泉州桐箪笥」は、使用する桐材が厚く、角を丸く削った胴丸型と呼ばれる箪笥が多いことから重圧な雰囲気を持っており、また、組手の数が多いこと等、つくり、仕上げが丁寧なことを特徴としていて、『桐箪笥の最高峰』といわれています。
また、「大阪泉州桐箪笥」には、以下のような特徴もあります。
[防湿性]
桐は湿気を含むと、表面が膨張して目がつまり、隙間がなくなるので外から湿気を防ぎます。また反対に乾燥すると収縮して、すき間ができるので乾いた空気を内部に導入しますので、桐箪笥の内部は常に一定の湿度が保てるというわけです。
[難燃性]
水がかかると吸水が早く、燃えにくく、外面は焼けても箪笥の中に入っているものを保護します。箪笥の他に、金庫の内箱や美術工芸品の容器が桐材になっているのも耐湿・耐火の役目を持っているからです。
[防汚性]
完全乾燥された桐材で作られた箪笥の表面仕上げ加工に特徴があります。かるかや(ススキ)の根を束ねた「うずくり」で表面を摩擦し目立てをします。
次に、ヤシャ(植物)の実を煎じて出来る天然着色材と砥(と)の粉を混ぜた塗料で色付けし、乾燥したものをさらに「うずくり」で摩擦し目立てて仕上げをします。
次に蝋引き防水加工を施し、乾いた布で拭きます。昔ながらの仕上げが汚れを防いでくれるのです。
以上のようなことから「大阪泉州桐箪笥」は、日本の風土に最も適した衣装収納家具であり、『桐箪笥の最高峰』といわれる由縁となっています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 大阪泉州桐箪笥製造協同組合 様
良質の桐材を用いた「大阪泉州桐箪笥」は、使用する桐材が厚く、角を丸く削った胴丸型と呼ばれる箪笥が多いことから重圧な雰囲気を持っており、また、組手の数が多いこと等、つくり、仕上げが丁寧なことを特徴としていて、『桐箪笥の最高峰』といわれています。
また、「大阪泉州桐箪笥」には、以下のような特徴もあります。
[防湿性]
桐は湿気を含むと、表面が膨張して目がつまり、隙間がなくなるので外から湿気を防ぎます。また反対に乾燥すると収縮して、すき間ができるので乾いた空気を内部に導入しますので、桐箪笥の内部は常に一定の湿度が保てるというわけです。
[難燃性]
水がかかると吸水が早く、燃えにくく、外面は焼けても箪笥の中に入っているものを保護します。箪笥の他に、金庫の内箱や美術工芸品の容器が桐材になっているのも耐湿・耐火の役目を持っているからです。
[防汚性]
完全乾燥された桐材で作られた箪笥の表面仕上げ加工に特徴があります。かるかや(ススキ)の根を束ねた「うずくり」で表面を摩擦し目立てをします。
次に、ヤシャ(植物)の実を煎じて出来る天然着色材と砥(と)の粉を混ぜた塗料で色付けし、乾燥したものをさらに「うずくり」で摩擦し目立てて仕上げをします。
次に蝋引き防水加工を施し、乾いた布で拭きます。昔ながらの仕上げが汚れを防いでくれるのです。
以上のようなことから「大阪泉州桐箪笥」は、日本の風土に最も適した衣装収納家具であり、『桐箪笥の最高峰』といわれる由縁となっています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 大阪泉州桐箪笥製造協同組合 様
素材 | 桐材 |
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製法・工法 | 【1】 桐丸太の選別
使用する桐丸太を選別することは、最良の製品を造る最も重要な工程です。 【2】 製材 伐採された丸太を焼く1~2年自然乾燥させた後、年輪や形状の具合により、桐の木目をいかに活かせるかを考え、厚みや板目・柾目(まさめ)を判断し、製材します。 【3】 自然乾燥 桐材は、自然乾燥をするのが最も適しています。自然乾燥することによりアクが抜けて収縮します。厚みにより異なりますが、箪笥が完成してから変色・変形しないよう、約1~3年自然乾燥します。 【4】 木取り 桐箪笥の価値を決める最も重要な工程になります。 箪笥の種類及び価格の相違により、桐材の選別を行います。各部材の寸法を確保するため、板目合わせや柾目合わせを行い、桐箪笥一棹分の材料をそろえます。その時、木目の流れが美しくなるよう合わせます。 【5】 前板征合わせ 桐箪笥の顔となる前板を合わせる工程です。 樹齢約40~50年の貴重な材料を使用し、上戸・中戸・引出等柾目が平行になるよう、部分毎に合わせます。板目を合わせる場合もあります。 【6】 歪直し 自然乾燥の際に生じた歪を、ホットプレスなどや熱火により平らな板になるよう、修正を行います。 【7】 矧(は)ぎ加工 木取りにより、決められた材を各部分の幅を確保するための接合面を矧ぎ、板を完成させます。 【8】 木地造り 各部の板を決められた寸法に切断し、表面をカンナで仕上げます。天板・胴板・引出・開戸などの木地を造ります。 【9】 本体加工 本体を組み立てる前に、箪笥の天板・胴板・棚板などを接合するための、ホゾ加工、組み手加工を行います。 【10】 本体組立 本体加工により出来た部材を組み立てていきます。 接合部の強度を増すために、蟻組という技法で組み立て、木釘(ウツギ)を使用します。丈夫な箪笥を造るために、重要な工程です。 【11】 引出・盆加工 包蟻組を施し、底板を木釘にて留めます。その引出を桐箪笥本体に隙間なく仕込んでいきます。その時、カンナにて0.01mm単位で削り込む高度な技術が必要です。 【12】 扉・引戸加工 本体に合わせ、扉・引き戸とも閉めた状態に於いて、隙間が出来ないように仕込みます。以上で、桐木地の本体の完成です。 【13】 うづくり目立て かるかや(ススキ)の根の束ねた道具(うずくり)にて、桐の木目を浮き立たせます。 【14】 着色加工(砥(と)の粉仕上げ) 砥(と)の粉とヤシャブシ(カバノキ科)の実の煮出し汁を合わせた液を刷毛を用い、木目に沿って塗ります。うづくり目立・塗りを数回繰り返した後、イボタろうを均一にかけ、つや出しを行います。最近では、焼桐仕上げ・オイル仕上げ等の様々な仕上げ方法があります。 【15】 金具付け 選定された金具(前飾り・引出金丸・錠・蝶番・棒通し竿)を慎重に正確に取り付けます。 【16】 検品・検査 最終の工程で、不具合・傷などがないか最終点検します。 また、伝統的工芸品に適した商品であるかを検査した後、適格ならば伝統的工芸品の証紙および伝統工芸士の称号を貼付し、完成品となります。 |
歴史 | 箪笥が使われ始めたのは江戸時代と言われています。
また、日本で一番初めに箪笥が造られ、そして普及したのが大阪だといわれています。 大阪は地理的に日本の要の位置にあり、流通の拠点として最適な場所だったことから、大変豊かな街であり、生活に必要なあらゆるものが大阪に集まっていました。そのため、大阪の豊かな庶民が余分な着物や雑貨を持つようになり、それを収納するための道具として、箪笥が浸透していきました。 このような需要の伸びに伴って、安定した需要と供給のバランスの上で、大阪の箪笥造りは発展していきました。 江戸時代の末になると、農業技術が向上し、気候に恵まれた近畿地方では、財産を蓄える事の出来る農民が増えました。 その農民が、自分たちの財産を子どもたちに分配するために選んだ方法が、女の子には嫁入り道具を持たせて嫁に出すということでした。 嫁入り道具は、嫁ぎ先で娘の立場をよくするための親の思いやりであり、実家の財力の証でもありました。 こうした背景を持つ大阪泉州桐箪笥は、使いやすさや丈夫さだけでなく、材質の高さや細工の巧妙さ、見た目の美しさなどに対する消費者の高い要求に応え続けることにより、大阪泉州桐箪笥の職人たちは、技術を高めてきました。 |
◆展示場所
初音の家具
〒596-0004 大阪府岸和田市荒木町2丁目18-5
TEL : 072-443-8835 / FAX : 072-443-8837
初音の家具 工房
〒596-0002 大阪府岸和田市吉井町1丁目19-8
TEL : 072-443-5691 / FAX : 072-443-5692