NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。

JTCO日本伝統文化振興機構
日本語 | English
JTCO: Japanese Traditional Culture Promotion & Development Organaization
メルマガバックNo一覧
 2021年
 2019年
 2018年
 2017年
 2016年
 2015年
 2014年
 2013年
 2012年
 2011年
 2010年

JTCOメルマガ『風物使』

2021年03月30日 配信
「盃に神々の桃花見る」 ~季節の使い・JTCO『風物使』清明号~

+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。
「盃に神々の桃花見る」
~季節の使い・JTCO『風物使』清明号~
vol.120 2021年3月30日発行
(旧暦 2月18日・如月)
+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。+゜+。

◆このメルマガは、オンラインショップ『和遊苑』/NPO法人日本伝統文化振興機構(JTCO)のメールマガジンにお申し込みくださった方、もしくは当機構活動にご協力いただいている個人/団体/法人様にお送りしています。


拝啓
3月下旬に急に暖かくなり、桜の花もちょっと慌てて満開になった地域も多いことでしょう。
入学式・入社式は満開の桜、桜吹雪、若葉の下、いずれも素敵な式典になりますように。

+‥‥‥+ 2021年清明号 目次 +‥‥‥+

◆今号のテーマ
・【植物】神々の花:モモ

◆季節のレシピ
・【徳島県の郷土料理】たらいうどん

◆和遊苑 おすすめの一品
・【印伝】春財布!桜色のお財布が会員さま向け3000円オフ!
・【金襴・緞子】日本の織り技術の粋を味わう~裂地アイテム・isozaki

◆和遊苑メディア 新着記事
・【海外の日本文化】アリアナ美術館・日本陶磁器特別展『菊、龍、そしてサムライ』

◆編集後記


+。+ 今 号 の テ ー マ ━━━・・‥

【植物】神々の花:モモ

「三歳(みとせ)のち 弥生の三日(みか)に
花も実も 百(もも)なるゆえに モモの花
二神(ふたかみ)の名も モモヒナギ・モモヒナミなり」
(大田田根子『ホツマツタヱ』天七代、床御酒の綾)

今年の桜は開花が早く、桜前線も早や東北まで到達しているようです。週末が雨だったり、忙しくしているうちに見逃してしまった!という方もいらっしゃるでしょう。でも、桜に似た同じバラ科の桃の花なら、最盛期は4月という地域も多いのです。

過去の号で、万葉集では梅や桜の花に関する和歌は多いが、桃の花については極端に少ない、とお伝えしたことがあります。その理由は定かではありませんが、モモが古来日本人にとって神聖な植物であったから、という推測もできます。

前回取り上げた、『古事記』『日本書紀』のもとになったとも考えられている『ホツマツタヱ(秀真伝)』には、雛祭りの由来について興味深いくだりがあります。

「昔、コシの国(越前)のヒナルノ丘の神宮(越前市の日野神社)に、木の実を持った御子たちがお生まれになった。その実を庭に植えておくと、3年後の3月3日に花も実も百もついたので、モモ(百)の花と呼ぶようになった。それで、男神をモモヒナギ(百雛木)、女神をモモヒナミ(百雛実)と名付けたのである。」

「『ヒナ(一七)』というのは、大人になる前の呼び方である。若者のことを『キミ(君)』と呼ぶのは、モモの木(キ)と実(ミ)にちなむものであり、これより男神の名には「キ」(例:イザナギ)、女神の名には「ミ」(例:イザナミ)を付ける習わしになった。」

「両神が『ヒト(一十)』として成人されたある年の3月3日、スクナミ神がお酒を醸して献上した。モモの木の元で酌んだお酒に月が映り、両神は代わる代わる勧めた。まず、女神が飲み、それから男神が飲んで契りを結んだ。これが『床神酒』である。」

(中略)

「『トコ(床)』とは、『ト(占い)』と『矛(ホコ)』を以て世を治める世継ぎを生むことなのである。」

いかがでしょうか?「雛」の語源は、「ヒト(人、一十)」になる前の「ヒナ(一七)」であること、「君」の語源は「木」と「実」であること。今でも、男の子の名前には「ヨシキ」「カズキ」など「キ」が付き、女の子の名前には「ヨシミ」「カズミ」など、「ミ」の付くのは、太古にその起源があること。また、「ミ(女神)」が先に飲み、「キ(男神)」が後から飲んだことから「お神酒」ということばが生まれたこと。雛祭りの甘酒(もしくは白酒)だけでなく、結婚式の三々九度も、ここから来ていること。短いくだりですが、現代に続く日本語の成り立ちや、しきたりの起源が記されています。『ホツマツタヱ』には、このような話がたくさん詰まっていて非常に興味深いので、ぜひ読んでみてください。

今年は旧暦の桃の節句は新暦の4月14日にあたり、だいぶ遅めです。ひな人形を出しそびれてしまったと言う方も、本来の桃の季節に合わせて、神々がお神酒を酌み交わした太古の桃の季節に思いを馳せながら、あなただけのひな祭りを楽しむのも良いのではないでしょうか。

▼参考サイト(2021年3月29日参照)
ホツマツタエ
http://www.hotsuma.gr.jp/
朝倉未魁の超訳ホツマツタヱ
http://hotsuma.anyone.jp/mikai/


+。+ 季 節 の レ シ ピ ━━━・・‥

【徳島県の郷土料理】たらいうどん

名前の通り、おおきなたらいに入って出てくる釜揚げうどんです。

♪♪♪レシピはこちら♪♪♪
http://www.piconet.co.jp/magazine/recipe/58.html
※PCサイトのみ


+。+ 和遊苑 おすすめの一品 ━━━・・‥

▼▽お得情報▽▼

【印伝】桜色の二つ折り財布:会員特別価格にてご提供!
https://media.wayouen.jp/shopping/archives/6
当店会員様限定、春財布にぴったりの桜色の印伝二つ折り財布が、4月末まで3000円OFF!
3月31日は、天赦日(てんしゃび)・一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)・寅(とらの日)が重なり、お財布を新調するにはもってこいの日です。
ぜひこの機会に、春財布で福を呼びましょう!


▼▽もっと知りたい!日本の伝統▽▼

【金襴・緞子】日本の織り技術の粋を味わう~裂地アイテム・isozaki
https://media.wayouen.jp/shopping/archives/5
当店でお取扱い中のisozaki商品に使用されているのは、精緻な織り物技術を駆使した金襴・緞子。
日本伝統の技を、織元さんのご協力を得て分かりやすくご紹介しています。


+。+ 和遊苑メディア 新着記事 ━━━・・‥

【美術展】ジュネーヴ・アリアナ美術館 日本陶磁器特別展『菊、龍、そしてサムライ』
https://media.wayouen.jp/column/archives/13
幕末から明治にかけて、たくさんの日本の陶磁器の逸品が海を渡りました。日本でもあまり見られない、当時の高い陶芸技術がうかがい知れるアリアナ美術館の豊富なコレクションが、2022年1月9日まで特別展で展示されています。
美術館学芸員のご協力により、画像と動画(和文字幕付き)で一部の展示品をご紹介します。


+。+ 編 集 後 記 ━━━━━━━・・‥

今号でお伝えしました、アリアナ美術館の日本陶磁器展に出品されている展示物について調査協力しましたところ、先方から非常に立派な図録をお送りいただきました。今回もそうでしたが、折に触れて、日本人は日本のすばらしさを知らないのだなぁ・・・と実感します。

美術館では、作品を蒐集するだけではなく、修復したり、研究したりする役割も担っており、日本でも見られない陶磁器が大切に保管されています。それに関する動画にも字幕を付けていただけるよう交渉中ですので、もしアップされましたらまたご紹介したいと思います。


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

【季節の使い・JTCO『風物使』】

発 行 日:月1~2回発行
発行開始日:2010年6月18日

▼配信先の変更・メールマガジンの解除

JTCOサイトからお申し込みいただいた方:
https://www.ssl-im2.com/jtco/magazine/

和遊苑サイトからお申し込みいただいた方:
https://wayuen.shop-pro.jp/secure/?mode=mailmaga&shop_id=PA01203676

▼バックナンバーはこちら(PC用)
http://www.jtco.or.jp/pages/magazine.html

▼ご意見ご感想はこちらまで(PC用)
https://www.ssl-im2.com/jtco/inquiry/

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
【発行元】

特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-2-1401
TEL: 03-3431-5030 FAX: 03-6450-1555
Webサイト: http://www.jtco.or.jp/

※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

Copyright(C) 特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
All rights reserved.



メルマガ会員募集郷土料理全国伝統工芸品フォトギャラリー掲載協力団体、企業一覧英語翻訳ボランティア募集JTCO@Facebook